●りょうけん座球状星団M3のファインディングチャート(赤道儀の場合)

 北斗七星(画像上)とうしかい座から、りょうけん座α星コルカロリ(αCVn 3等星)を見つけ、さらにかみのけ座β星(βCom 4等星)を見つけます。βComにはすぐ近くに5等星が寄り添っているので、ファインダーで容易に見つけることができます。βComを望遠鏡の視野の中心に入れて、赤経微動で東に8度ほど視野を移動すると、M3が視野に入ってきます。

 βComとM3のところにある水色の円は、実視界2度のアイピースで見たときの視野を示しています。実視界が1度あれば、βComを視野の中心に入れて赤経微動を回すだけで、視野の中に導くことができます。なるべく視野の広いアイピースを使って探すようにしましょう。

 M3以外にも、おおぐま座のM101やりょうけん座のM51も、比較的見つけやすい天体です。興味のある方はこのチャートを参考に探してみてください。また、おおぐま座ζ星ミザール(ζUMa)は、すぐ近くにある4等星アルコルとともに二重星として有名です。