2001年3月5日〜4月15日
|
3月にはいり、少しずつですが吹いてくる風に春らしさを感じるようになりました。夜空の星たちの輝きも、冬空のきらきらした輝きから、やわらかな光りにかわってきているようです。
3月10日ごろの星空のようすを見ると、冬の星座の王者オリオン座が、まだ南の空に君臨しています。オリオン座の２つの一等星ベテルギウス・リゲルと、おうし座のアルデバラン・ぎょしゃ座のカペラ・ふたご座のポルックス・こいぬ座のプロキオン・そして、全天で最も明るい恒星であるおおいぬ座のシリウスと、７つもの一等星を同時に見ることができます。さらに、東の空からは春の星座たちも顔を見せています。北の空には北斗七星が整然と並び、その柄の部分からたどることができる春の大曲線には、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ、さらにその延長にはひしゃげた四角形印象的なからす座もあります。
そして、その木星より西にちょっと暗めに見えているのが土星です。土星は望遠鏡で見ると丸い本体のまわりをくるっとドーナツ状の環が取り巻いている様子をみることができます。土星の環や木星の縞模様は、口径６cmクラスの望遠鏡でも見ることができます。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径6cm。ですから、充分楽しんでいただけると思います。 この木星と土星のすぐ近くに、肉眼で見るとなにやらごちゃごちゃっと星が集まっているように見えるところがあるでしょう。視力によっては光のしみのように見えるかもしれません。これが「すばる」で、欧米では「プレアデス星団」などと呼ばれています。肉眼では、７個くらいの星が集まっている様子を見ることができますが、ここに双眼鏡を向けてみると、40〜50個くらいの星が群れをなして美しく輝いているのを見ることができます。7〜10倍程度の倍率の双眼鏡で見ると、最もきれいに見えると思います。 また明け方の空には、もう夏の星座たちも姿を見せはじめています。南の空にはさそり座が姿を見せています。そのさそり座の一等星アンタレスは、赤く輝く赤色巨星。そしてそのアンタレスのすぐ近くにはもうひとつおとなしく光っている火星の姿も見ることができます。火星は、その色から来るイメージから、ギリシャ神話では戦争の神アレス（ローマ神話のマルス＝マーズ）と呼ばれており、アンタレスはその赤さを競うものとしての意味「アンチ＝アーレス」という名前が付けられたということです。 春は上空の気流も安定し、惑星を見るの適した季節です。今回ラインナップした各望遠鏡は、惑星観測に最適な機種を揃えました。是非この機会に太陽系めぐりをしてみませんか？。 |
|
●このコーナーより商品をお申し込みの場合、代金のお支払いはクレジットカードでの決済または代金引換・銀行振込・郵便振替がお選びいただけます。はじめてご利用の方や、決済方法など詳しいことをお知りになりたい方は、こちらのページをご覧ください。 ●限定数のある商品は、先着順にて受け付けます。お早めにお申し込み下さい。 |
|
|
||
 |
望遠鏡メーカーの協力により実現した、2001年正月セール限定のスペシャルセット。60mm屈折望遠鏡と小型ながらしっかりした赤道儀との組み合わせ。スターゲイズの企画による、末長くお使いいただけるこだわりのオリジナルセット！。 |
 |
|
限定20台 特価\36,800 |
||
|
最も安価な天体自動導入望遠鏡！。初心者でも手軽で簡単に楽しめる。手軽さと像の安定性からスターゲイズではDS-60ECがおすすめ！。 |
 |
|
DS-60EC \29,800 DS-115EC \34,800 |
||
|
はじめての天体望遠鏡に最適！ お子さまでも扱いやすい経緯台式 一回り大きな口径で明るく高い分解能 |
 |
|
\43,800〜 |
||
|
ポータブル望遠鏡の決定版。バッグに詰めて野山に持ち出してきれいな星空の下で楽しめる。コンパクトにまとまったETX90ECがおすすめ！。 |
 |
|
ETX-90EC \79,800 ETX-125EC \144,000 |
||
|
最新型天体自動導入ロボット！。モーターで目的の天体をどんぴしゃり！。20cmの大口径で木星の縞も土星の輪もくっきり！。 |
 |
|
\238,000〜 |
||
今年の春の宵空には、惑星たちが集合しています。３月まで夕方の夕焼け空の中にひときわ明るく輝く一番星だった金星は、地球の内側をまわる惑星です。欧米ではその穏やかな美しい輝きからローマ神話の美の女神ビーナスに例えられています。
そんなに星たちの中で、今シーズンはさらに２つの明るい星が天高くに輝いているのを見ることができます。おうし座の中でアルデバランと一緒に光り輝いている２つの星のうち、明るく黄色っぽく光り輝いているのが、太陽系最大の惑星である木星です。木星は、望遠鏡で見ると右の画像のようにしま模様をみることができます。また、ちょっと高めの倍率の双眼鏡でみると、木星のまわりをまわっている「ガリレオ衛星」と呼ばれる４つの衛星が、一直線に並んで見えるでしょう。