●冬の星雲星団 ファインディングチャート

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 この図は1月10日の午後11時・2月10日の午後9時・3月10日の午後7時ごろ、南の空を見上げた状態の図になっています。時間と場所に応じて図を回転したりしてまわりの星と対照して探してみてください。

 おおいぬ座のM41は、おおいぬ座の一等星シリウス(αCMa)を望遠鏡の視野に入れ、なるべく倍率の低い(視野の広い)アイピースでそのまま南に微動で4度ほど下がれば視野の中に入ってきます。都会の街中でも容易に見つけることができる星団です。

 この他、すぐ近くのとも座散開星団M46・47も、とても見ごたえのある星団です。また、オリオン大星雲(M42)も是非見ておきましょうね。オリオン座には、ウルトラマンでも有名なM78星雲もありますが、こちらは空の暗い場所で15cm以上の口径の望遠鏡でなければ、その姿を見ることは難しい暗い天体です。

 また、「南極老人星」ともいわれるカノープス(αCar)もこの時期だけ見ることができます。上記チャートを参考にして、南の空が地平線近くまで開けている場所で探してみてください。