イタリアの天文学者ガリレオ ガリレイが、自身が作った望遠鏡ではじめて宇宙を見てから400 年。以来、世界中の天文学者が宇宙に目を向けて、さまざまな発見をし、たくさんの謎を解明してきました。しかし、新しい発見はまた新しい謎を呼び、今もなお、宇宙にはたくさんの謎があります。

 ガリレオが作った望遠鏡は、凸レンズと凹レンズを組み合わせたものでした。この望遠鏡は、実は天体を見るためには少し不都合な点がありました。その一つは、あまり高い倍率にならない=対象を大きく見ることができないこと。また、光を集める能力が低いため、あまり対象が明るくならないことや、視野が狭くなることも問題でした。その後、ヨハネス ケプラーが凸レンズと凸レンズを組み合わせた望遠鏡を発明し、ガリレオの望遠鏡で不都合とされていた問題が解消されます。しかし、この方法では目で見たときに像が逆さになってしまうため、19 世紀に入ってからケプラー式望遠鏡にプリズムを取り付けて正立像にし、それを二つ並べて両目で見ることができるようにした双眼鏡が発明されたのです。

 このように、天体望遠鏡は、「大きく見よう」とするために倍率を高くすることと、「明るく見よう」とするために口径を大きくする2つの目的で設計がなされています。しかし、この2つの要求は相反するものでもあります。倍率を高くすると対象を大きく見ることができるので、いままで見えなかったものが見えてくると思われがちですが、口径を変えずに倍率を高くしても、目で見える像は暗くなってしまいます。月のように地球のすぐ近くにある天体は大きく明るいので、倍率を高くしても十分見えますが、特に遠いところにある天体は暗いため、倍率を高くしてしまうと返って見えにくくなってしまいます。反対に、倍率を低くすれば像は明るくなることになり、今まで肉眼では見えなかったものが見えてくるようになるのです。また、倍率を高くすると視野も狭くなってしまうため、目標の天体を導入するのも難しくなってしまいますが、倍率を低くすれば見える範囲も広がるので、簡単に対象を見つけることができます。ですから、特に小口径の望遠鏡では、倍率を高くするより低い倍率で視界を広くする方が適していると言えるのです。

 その点で、双眼鏡は自分の手で見たい天体の方向に向けるだけなので、目標の天体をすぐに視野に入れることができます。さらに、その周辺にある様々な星たちも、必然的に視野の中に入ってきます。目標の天体を見るだけではなく、そこから新たな発見があるのも双眼鏡での天体観察の醍醐味の一つでもあります。そしてなにより、双眼鏡は両目で対象をみることができるので、片目で見る望遠鏡より、さらに鮮明な像をみることができるのです。



すばる(プレアデス星団)M45を
50倍の望遠鏡(上)と7倍の双眼鏡(下)で
見たときのシミュレーション画像

双眼鏡で是非見つけて欲しい四季の天体
各画像は、7〜10 倍程度の双眼鏡で見たときのシミュレーション画像です。

■春の星空■

●かに座M44(右画像)

「プレセペ」と呼ばれる星団。英語圏では” Beehive”(蜂の巣)と読んでいる国もある。星空のきれいなところでは、肉眼でも星雲のように見え、双眼鏡を使うと、まさに「蜂の巣」のような星のかたまりを見ることができる。地球からの距離は580光年。

●かみのけ座Mel.111

Coma Berenices「ベレニケのかみのけ」という名前のついた、星座全体が星団になっているめずらしい天体。地球から270光年と、比較的近い距離にあるので、大きく広がって見える。

■夏の星空■

●さそり座M6・M7(右画像)

S の字型をしたさそり座のいちばん東よりの天の川の中にある星団。M6は1600 光年・M7 は800 光年の距離にあり、星の密集度や明るさの違いで距離感がわかる。

●いて座M8

上のM6・M7 からそのまま視野を東に移動すると見えてくる明るい散光星雲。地球からの距離は3900 光年で、この付近がちょうど銀河系の中心付近。M8 のほかにもたくさんの星雲星団を見ることができる。

●はくちょう座M39

はくちょう座の1 等星デネブから、天の川をもう少し北に行ったところに見える散開星団。地球からの距離は 950 光年。

■秋の星空■

●アンドロメダ大銀河M31(右画像)

地球から230 万光年にある私たちの銀河系のおとなりの銀河。望遠鏡では視野をはみ出してしまうが、双眼鏡なら全体を見ることができる。

●ペルセウス座二重星団

地球から7600 光年にある2つの星団。空のきれいなところであれば天の川の中に肉眼でもぼんやりと星雲のように見える。低倍率の望遠鏡でも美し見えるが、双眼鏡では天の川のたくさんの星の中に見えるので感動的。

■冬の星空■

●ぎょしゃ座M36 M37 M38(右画像)

ぎょしゃ座の五角形の中に散在している3つの散開星団。地球からの距離は約4000 光年。双眼鏡なら3 つを一つの視野で見ることができる。

●オリオン座大星雲M42

オリオン座の三つ星のすぐ下にある有名な星雲。地球からの距離は1600光年。

●プレアデス星団M45(トップ画像)

冬の空たかくに街中でも肉眼で見つけることができる星団。地球からの距離は450 光年。

●ヒアデス星団Mel.25

おうし座の1 等星アルデバランの周囲に見える、大きく広がった散開星団。星団までの距離は150 光年と近いため、明るく大きく広がって見える。アルデバランはこの星団とは関係なく距離68光年

●ふたご座M35

オリオン座の北・ふたごのカストルの足元に見える散開星団。地球からの距離は2800光年。

 ここに紹介している天体は、比較的空の明るい都市部でも見ることができます。見つけ方は、当社HomePage の毎月の星空のコーナーで紹介しています。双眼鏡や小望遠鏡で簡単に見える天体ですから、是非探してみてください。

●●● ワンポイントアドバイス ●●●
 肉眼で見ることができる月や惑星を大きく拡大して見たい場合は、双眼鏡ではなく天体望遠鏡を使ってさらに高い倍率で見る必要があります(月面の大きなクレーターや木星のガリレオ衛星は、このページに紹介している各双眼鏡でも見ることができます)。主な天体の倍率と見え方の関係は、視野シミュレーションで確かめることができます。おおよそ、月の表面は30倍程度から、土星の輪や木星のしま模様は50倍程度から見えてきます。
 
しかし、市販の安価な天体望遠鏡は、仮にスペック上でこの倍率が出せたとしても、架台がしっかりしていなければ、この倍率では対象を視野に入れることさえできません。当社オンラインショッピングの天体望遠鏡コーナーでは、はじめての天体望遠鏡としてお勧めする機種もご用意していてます。双眼鏡の次のステップとして、是非ご検討ください。

●このコーナーより商品をお申し込みの場合、代金のお支払いはクレジットカードでの決済または代金引換・銀行振込・郵便振替・コンビニ決済(NP後払い)・ショッピングクレジット(分割払い)がお選びいただけます。はじめてご利用の方や、決済方法など詳しいことをお知りになりたい方は、こちらのページをご覧ください。

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