9/25
 9/23に書いた、。BORG76ED + ST-8によるM31を登録しました。都市部でこの組み合わせでこれだけ撮れる!。いい見本でしょう。2分露出でガイドミスが出ているのは、プラスチック鏡筒だからでしょう。今回はレンズだけを新たに調達したため、なんとプラスチック鏡筒の三脚台座に、EM-200に乗せたR200SSの上に直接取りつけて撮影しました。ST-8のボディーがあのプラスチック接眼部に対応できるとは思えませんよね(^_^)。さすがに最終的なピント合わせはヘリコイドを入れましたが、それでもこれだけ撮れるのです!。ちなみに、このときの極限等級は少し薄雲が出てきていたので3等まででした。
 一昨日、この一連のCCD画像を撮影した場所は、自宅から車で2-3分行った田んぼの中の舗装道路です。真夜中なら、1時間に1台くらい車が通るくらいの道で、片側に車を止めても充分通過できる広さがあります。確かに周囲は一面田んぼですが、西側に高圧線鉄塔が1本あり、さほど離れていないところに東北自動車道が走っています。この付近の東北道は照明が上下線とも付いており、けっこう明るいのです。民家は半径300m以内には無いので、夜に多少物音をたてても気にすることはありません。
 画像処理も、さほど高度なことはやっていません。単純に光害部分をかっとして、3色のバランスを見ながらコントラスト調整をしているだけです。現在開発中の冷却CCD用画像処理ソフトを使って処理しています。まだ未完成の部分もあるため、一部昨日はSkyProも使用して作成しています。
 これら光映舎製3色分解フィルター付きカメラレンズアダプタを使用して撮影した画像を、こちらにまとめてみました。是非見てみてください。これからもどんどんテスト撮影して、皆さんに公開していこうと思っています。ご期待ください!。そして、皆さんも是非チャレンジしてみてください。ほんとにそんなに難しいものではありませんよ。これは(^_^)。

9/23
 今日は、大阪に来ております。私事ですが、姉の結婚式のため来阪しました。式は明日なのですが、午前中から行われるため、(安く上げているんです(^_^))式場のある会館のホテルに泊まっております。
 久しぶりに新幹線に乗りました。なにしろ最近は荷物が多いので、新幹線を利用するくらいの距離だと、車で高速を使う場合の方が多くなってしまいます。去年の6月に大井川鉄道のSLと寸又峡温泉に行った後に、急いで帰らなければならなかったため(例の倒産騒ぎです(^_^;)、静岡からの帰りにこだまに乗って以来です。
 新幹線乗るときは、特別な場合以外は指定席は取らずに、適当な時間に東京駅に行って、座れそうな列車を狙ってホームにあがります。今回も新大阪に着く時間に合せて、18:00ごろ東京駅につきました。改札の出発案内で20分後のひかりを狙って15番線に上がると、ちょうど列車が入ってくるところでした・・・。あら。「ひかり」なのに300系が入ってきました。これはラッキー(^_^)。初めて300系に乗ることになりました。
 無事に座席を確保して、反対の16番線をみると、あれ。これも300系のひかりだぞ?。帰ってから調べてみますが、もしかすると300系「ひかり」ってけっこう走ってるのかも知れませんね。あるいは、昨日の台風の影響で、車両運用が大幅に変更なっているのかもしれません。
 300系は、ご存じの方も多いと思いますが、俗に言う「のぞみ型」新幹線です。外観はいままでの新幹線よりずっと低重心で、座った位置からは他の新幹線から見下ろされるような高さになります。内装はFRP一体成形の部品を多用して金属部はほとんど露出しておらず、曲面の多いデザインになっています。座席はちょっと深すぎるくらいのセミバケットで、床面への取付部が細いので、足もとがひろく身長の高い私でも足が延ばせます。
 飛行機の気密設計を参考に作られた車体は、鋼体が従来の甲殻構造とことなっており、車内にも骨組みが入り込んでいますが、この部分にもFRPのキセがあるので、それとは気づきません。この構造で、トンネルに入ったときに起きる「みみつん」がまったくなく、100系のようにトンネルに出入りするときに窓が(外板が)動いたりすることはありません(あれ、窓に肘かけてるとけっこう恐い(^_^))。
 走行中はとても安定感があり、「のぞみ」運転の270kmではないためもあるのか、100系で感じる細かい振動もまったく感じません。とても乗り心地がいいですね。低重心なのも影響してるのでしょうか。
 新大阪に着くと、反対のホームに次期新幹線500系試作車の姿が見えました。ながーいカスプ型先頭部も見てきました。まるで戦闘機ですね(^_^)。

 9/21のCCD観望会は、残念ながら台風からの湿った風の影響で小雨のぱらつく状態で、中止になってしまいました。また改めて11月に行う予定ですので、是非ご参加ください。
 さて、「Tabor彗星」ご覧になりましたか?。明るいですねぇ。まだ太陽から離れているのに、かなり彗星らしいイメージをしています。この撮影をするために、昨晩は家の近くの田んぼ道に遠征しておりました。台風一過の透明度の良い空で、なんとか4等星も確認できました。今回は3色分解と新しい機材のテストを行いました。R200SSを使った3色分解は、都市部でのテストははじめてになります。M27は比較的容易に狙えましたが、胎内で撮ったNGC891は、やはりかなりの難物で、今一歩鮮明とは言えません。M42は画面一杯に広がっています。
 そして、CCD観望会に合せて用意したST-8と、新たにCCD用としてテストすることになったBORGの76mmEDを組み合わせてみました。この広い視界はなかなか使えそうですよ。以前からBORG76EDは、赤外域での収差が少ないためCCDとの相性が良いことに目を付けていました。今回のテストでもこれが実証されましたと思います。ST-8のサンプル画像として登録したM27の画像をご覧ください。見事な星像ですね。登録した画像は1/4の解像度に落としてありますが、原版はビニング無しで、ほぼ2×2ピクセルに収まっています。3色分解もM42とM31でテストしました。M42の方はすでに登録してありますので見ての通りです。
 Tabor彗星も3色で撮ったのですが、移動が早くて、それぞれの色の位置がずれてしまいました(^_^)。赤で撮った画像には、ジェットのように吹き出した尾が確認できます。しばらく目が離せませんね。絶対観測数が少なくて、なかなか良い軌道が出せません。是非観測した方はご報告ください。

9/17
 独り言ファンの皆さん。お元気ですか?。この挨拶もう何回目でしょう(^_^)。突然ですが、北海道に行ってきましたので、その様子を別のページにして独り言スペシャルとして用意しました。異常に長くて画像も多いので、心して見てください(^_^)。
 さて、この2カ月間、スターゲイズではあちらこちらのイベントに参加してまいりました。まず8月2−4日の原村星まつり。スターゲイズとして参加するのは今年で2回目です。参加業者の数は去年とあまりかわらないでしょうか。参加者も延べ人数では同じくらいと思います。ここの参加者の特徴は、たまたまペンションに泊まりに来ている普通のお客さんが見に来てくれるということです。マニアやあらかじめ「星まつり」として集まった人ももちろんいるのですが、それ以上に一般の方に星と親しんでいただける良い機会だと思っています。しかし、肝心の星空はなかなか晴れてくれず、1日目は夕方に大スコールがあったりして、電気品を多く出しているスターゲイズとしてはちょっと厳しかった(^_^;。2日目の夜には雲の切れ間からいくつかの天体を見ていただくことができましたが、晴れてきたのがかなり遅くなってきたからなので、一般の方には残念ながらみていただくことができませんでした。
 マニアの方や業者さんには「会場が明るすぎる」と不評の原村ですが、最初から暗すぎるのは一般の方を遠ざける原因にもなります。私は原村はそういう機会として開いているお祭りですから、メイン会場が明るいのはしかたないと思います。むしろ、今年は食べ物屋さんが規制されたりして、普通の「お祭り」気分がちょっと少なくて、寂しい気分でした。もっとばんばんやっていいように思います。また、第1回のときには自然文化園南側の芝生を「観望広場」として開放していたのが、2回目3回目ではアナウンスされなくなりましたね。1回目の時も車の出入りを規制していましたが一般の車は入れないようにして、業者から観望用として機材を提供してもらって「見るだけ」のスペースとして使用してみたらどうでしょうか。あの場所は廻りからの明かりがちょうど遮られていて、とても暗くて良い場所だと思います。
 8/11−13は、毎年恒例の夏の野辺山です。今回はちょっと参加者が少なかったですが、2夜とも良い天気で、ペルセ群の極大に合せてたくさんの流れ星をみることができました。すぐ近所で高校の天文部の一群が合宿していました。あのくらい人数がいれば、これからの天文も捨てたもんじゃないな。と思います。頑張って欲しいと思います。
 8/19には、テレビュー・ジャパンの天津さんからお誘いを受けて、富士山須走口5合目に行ってきました。免許を取ってお車を新しく購入されたので、現地までのアシスト役として行ったのでした。ちょっと雲が出たりしましたが、夜半からはなかなか良い透明度のもとで星空を楽しむことができました。スタースプリッター37cmでみる星雲・星団は圧巻です。
 8/22は桶川市内の私立幼稚園での天体観望会に協力してきました。4台の望遠鏡を持ち込んで、月や木星を中心にみていただきました。延べ人数で200人くらいの方がいらしていただいたでしょうか。ちょっと天気が悪くて、雲間から見ていただくような状態でしたが、ふだん星と接する機会の無い方には、とても良い機会になったのではないでしょうか。  そして、8/23−25が恒例の胎内星まつり。今年は便乗参加者3名と一緒に会場に乗り込みました。初日は夕方から雨が降り出して、一晩中降り続いてしまいました。テントで寝ていた人にはちょっときつかったようです。2日目の昼から天気が持ち直してきて、夕方からは快晴になりました。Pyxisの助けを借りて、まだ日が沈まないうちに木星を捕らえることに成功!。青空の中に浮かぶ木星を皆さんにみていただくことができました。今回のテントはメイン通りに面していたので、夜まで会場が明るく、Pyxisを使って星雲星団を見ていただくという環境ではなかったので、夜半ごろまではずっと木星・土星やM27などのわかりやすい天体だけを入れていました。夜半すぎから冷却CCDと組み合わせた天体撮像デモを初めました。このとき撮影したアンドロメダ座のNGC891の3色合成画像が、武藤工業CVシリーズのサンプル画像に登録してあります。会場が明るかったので、赤の露出時に迷光が入ってしまい、左上がかぶっています。これで2分露出ですから、冷却CCDのポテンシャルはやはり高いですね。
 9/15には、またまたテレビューの天津さんからのお誘いで、那須茶臼岳登山口の駐車場での観望会に伺いました。詳しくは伺っていないのですが、パソコン通信のOFF会だそうで、老若男女たくさんの方が参加されていました。うちのOFF会もこのくらい来てくれるといいんだけど・・・(最初のうちはいたよね。このくらい(^_^))。夜半までは雲が通過しましたが、その後は良い透明度でたくさんの星雲星団を見ることができました。

 とりあえず、近況報告だけしておきます。ほんとうは独り言いいたいこともたくさんあるんですが、また改めて書きたいと思います。あまり文字ばっかりでもね(^_^)。
 今週末は冷却CCD観望会です。各社のカメラが集まりますから、お近くの方は是非見に来てくださいね。会場でお会いできるのを楽しみにしています。

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