2/4 フィラデルフィア⇔ニューヨーク観光往復

 昨日ミュージアムから帰ったあと、相当疲れていたらしくベッドに入るとあっという間に眠りについてしまいました。久しぶりに充実した睡眠をとった感じ(^_^)。

 朝8:00にB&Bのオーナー手作りのエッグマフィンをいただいてから、ニューヨークに向かうために外にでました。今日の天気は曇り。Rittenhouse Squareと呼ばれる公園には朝からたくさんの人々が憩いを求めて集まっています。

 待ち合わせまでに少し時間があったので、市内を歩いてみました。写真は市街の中心にあるCity Hallです。この付近は官庁街らしく、この時間とても人通りが多いようです。

 しばらく歩いているうちに目的のStreetを過ぎてしまって、そうこうしているうちに待ち合わせの時間が迫ってきてしまった。書いてもらった場所を良く見ていなかった私が悪いのですが、バスターミナルのすぐ近くまで来ていながら、手前で曲がってまた元きた方向にもどってしまいました・・・。

 結局バスターミナルには時間を過ぎて到着。バスを2本遅らせて、その間に近くのマーケットに行ってみることにしました。

 たくさんのいろいろな種類の店が並んでいます。もともとここは駅の下にあるショッピングセンターで、駅が無くなった今も中心街として機能しているわけです。昔からここに店を構えているところばかりで、東京で言えばアメ横みたいな存在になるのかな?(^_^)。軽く食事をしてから、グレイハウンドのバスターミナルに向かいます。

 現在のバスは、昔で言うところの駅馬車に相当します。それぞれの街にターミナルがあって、そこから各方面へのバスが発着しています。フィラデルフィアからニューヨークにはだいたい1時間に1本のバスが運転されています。11:00のバスでハイウェイを使ってニューヨークに向かいます。

 途中から雨が振り出し、ニューヨーク市内に入るとかなり強い雨になってしまいました。せっかくの観光がちょっと心配です。

 今日は一日雨に降られそうなので、とりあえず傘を買いに行こうと、一昨年日本にもきたMoMA(Museum of Modern Art = 近代美術館)のミュージアムショップに足を運ぶ。友人がここの傘をほしかったのだそうで、今日ちょうど雨が降ったのを機会に買うことにしました。

 MoMAから、五番街を少し歩いてみる。ニューヨークで最大のカトリック教会であるセントパトリック教会や、クリスマスのイルミネーションで有名なロックフェラーセンターの前を通ります。ロックフェラーセンタ前は冬季はスケートリンクになっています。

 

ロックフェラーセンター前のスケートリンク

セントパトリック教会

マンハッタンの高層ビル群の中に立っている

 マンハッタンから地下鉄に乗って、自由の女神が見えるSouth Ferryに行く。ニューヨークの地下鉄もトークン制($1.50)。ニューヨークは治安が悪いと良く言われていますが、現市長にかわってから大幅な警官増員策により、事件の発生率も減っていると聞いています。以前から評判の悪い地下鉄も、警官が乗務するようになっているようで、私たちののった車両にも「Transit Police」の腕章をつけた警官が乗っていました。

 South Ferryから対岸を見渡しても、わずかにかすんで塔が見えるだけなので、リバティー島に渡るフェリーで島まで行ってみる事にしました。

 わかってはいることですが、このフェリー。日本人が多すぎる(^_^)。フェリー乗り場にはスティールドラムをたたくミュージシャンの姿もありました。

 雨に煙る自由の女神"Statue of Liberty"

 フェリーでSouth Ferryに戻ってからバスで国連本部に向かう。ご多分に漏れずニューヨークも交通事情が悪く、バスでの移動はちょっと時間がかかる。国連本部は地下鉄駅から遠いのでしかたないが、予定より時間がかかってしまって、国連内部のガイドツアーの時間には間に合いませんでした。

 でも、建物の中にはセキュリティーチェックを受けて入ることができました。中には国連のいろいろな活動を示す展示や、ユニセフの活動・国連憲章をひとつひとつパネルにした展示などがありました。

夕闇に映える国連本部

 再び地下鉄に乗って、友人の買い物のためにSOHOに足を運ぶ。ブランドショップなどが軒を連ねていて、ショッピング好きの女性にはたまらないポイントらしい(^_^)。立ち寄ったペーパークラフトの店には、「紙」に関するいろいろな商品が所狭しと並べられており、一度買い出すとあれもこれもと手を出してしまいそう。

 そして、この日の最後はニューヨークフィルハーモニックのコンサート。本拠地Avery Fisher Hallに向かいました。

 今日の演目は20世紀ロシアの作曲家プロコフィエフとショスタコビッチの作品を4曲。友人にはちょっと難しかったようで、怪訝な顔をしていました(^_^)が、演奏はやはり日本ではなかなか聞けないレベルの高いものでした。ホールの音響はNHKホールに良く似た感じで、初期反射音がとてもめだってしまうため、今日の曲のようにBeatをびしびし決めていくタイプの曲では、それがにじんでしまってちょっと違和感がありますね。

 アメリカのオーケストラというと金管のレベルの高さを良く耳にしますが、今回行った3つのオケはどれも金管が目立つようなことは無く、むしろ木管の響きに魅了されてしまいました。

 コンサートが終わって、フィラデルフィアに帰るためバスターミナルへ。11:30のバスでフィラデルフィアには2:00過ぎに到着。タクシーに乗ろうとしたものの、ドライバーが眠っ(たふりをし)てしまって動いてくれないので、歩いて帰ることに。空は晴れていて月がやさしく光っていました。


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