持ち運びに便利なポータブル望遠鏡ETXシリーズや、大口径シュミットカセグレン望遠鏡LXシリーズを発売しているアメリカMeade社から、天体観測に最適な大口径広視界ながら、手持ちでも使用ができる軽量なダハプリズムタイプ9×63mm双眼鏡が新発売されました。

●63mmの大口径をコンパクトに
　Meade 963PRは、アルミダイキャスト製のボディーとしっかりとホールドされたダハプリズム（アメリカではRoof Prism=屋根型プリズムと呼ばれています）により、これまで大きく重かった63mmという大口径双眼鏡を、50mmクラスの双眼鏡の手軽さのまま、実用性を損なわずに非常にコンパクトにまとめられています。

　9倍という倍率は手持ちでも十分使用でき、実視界は5.7度もありますから、動きの速い対象でも見逃す心配も少なくなります。なにより、大口径の双眼鏡は、昼間の明るい屋外はもちろん、バードウォッチングなどちょっと薄暗い朝夕の使用にも最適です。

●抜群の明るさで天体観測に最適！
　天体観測の用途においては、初めての双眼鏡としてももちろん、40mmや50mmの双眼鏡をお使いで、さらに大口径で明るい双眼鏡をお求めの方に最適です。９倍６３ｍｍのスペックは、７倍５０mmと同様にもっとも多くの星の光を一度に見ることができます。目では見ることができない暗い星たちや星雲星団も見ることができます。秋のカシオペヤ座・ペルセウス座付近の天の川や、冬のぎょしゃ座付近をはじめ、夏の濃く太い天の川をこの双眼鏡で見れば、まるで宝石箱のような美しい眺めを見ることができるでしょう。

●必要十分なコーティングとBak4プリズムの採用
　光学系は、対物レンズには透過率を上げ乱反射を防止するマルチコーティングが施され、プリズムの硝材には双眼鏡用として最適なコントラストの良いBak4を採用。大口径・低倍率の明るさに加えて光学系のコントラストのよさも加わりますから、シャープで切れのある像を見ることができます。低倍率・広視界双眼鏡にありがちな視野周辺部の像の乱れも少なく、特に星が点像になる天体観測では非常に美しい像を結びます。

●22mmのロングアイレリーフ
　接眼レンズは、眼鏡をかけた方の多い日本人に合せて、レンズから瞳までの距離が長いハイアイポイント仕様になっており、ゴム見口により眼鏡を掛けた方でも掛けていない方でも、非常に見やすい設計になっています。ピント合わせも、接眼部上部にあるリングを回転するだけで両眼のピントが同時に動くセンターフォーカス式ですから、近距離から遠距離まで素早くピント合わせができます。

●安心の国内保証
　Meade 963PR双眼鏡は、日本国内正規輸入代理店より入荷した商品を、当社にて厳重に検査を行い、１年間の品質保証をお付けいたしますので、末長く安心して御使いいただけます。