11月16日の早朝に、太陽系第1惑星である水星が太陽面を通過します。この現象を水星の日面通過といいます。「日面通過」は、内惑星である水星と金星だけに起こるめずらしい現象です。 前回の水星の日面通過は93年に見られました。今回は太陽面の縁をかすめるようにして、真っ黒な点状の水星が通りすぎるのが見られます。 |
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![]() 画像はStellaNavigatorから |
今回の水星の日面通過は、太陽が昇って間もない頃の現象で、太陽高度も3度ぐらいしかありませんので、観察するのは少し大変かもしれません。 |
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太陽面上を水星が移動していく現象を見るためには、望遠鏡が必要です。倍率を100倍ぐらいにすると、黒い斑点状に見える水星がゆっくりと移動していく姿が観察できるでしょう。 <注意> 望遠鏡で太陽を見る場合は、かならず減光する対策を行って下さい。そのまま見ると失明する恐れがありますので、気を付けてください。 |