| 11月14日、太陽の反対側を周ってきた黒点が、再び地球の方向を向き始めています。太陽観測衛星SOHOの画像を見ると、活動が活発な領域が地球のほうを向き始めているのがわかります。
望遠鏡で見る限りは、まだ黒点の大きな部分は見えてきていませんが、これからどのような変化をするかはわかりません。注意して見ていきましょう。
11月15日は、一眼レフカメラに望遠レンズを取り付けて、小型望遠鏡・双眼鏡用太陽観測フィルターを使用して撮影してみました。天体望遠鏡と金属皮膜太陽フィルターの組み合わせよりは解像度が落ちますが、それでも今回の黒点は十分に写ります。
双眼鏡にフィルターをつけて見ると、ほぼこの写真と同じように見えます。まだ太陽のふちに近い位置のためか、私の肉眼では黒点を見つけることはできませんでしたが、視力の良い人なら見つけられる大きさではないでしょうか。
11月18日も15日と同じセットで撮影してみました。私の肉眼でもギリギリ見つけることができました。双眼鏡では、この写真と同じようにはっきりと見ることができます。
11月21日は金属皮膜太陽フィルターと望遠鏡のセットで撮影してみました。拡大してみてみると、猫の足跡のように見えます(笑)。私の肉眼でも見つけることができましたが、10月のときよりはかなり小さくなっています。東の縁からはちょっと大き目の次の黒点群もみえてきています。
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肉眼で直接太陽を見ては
いけません!
太陽を観察するときには、太陽観測用フィルター等を併用して、適切な観察方法で見てください。太陽の観測は、フィルターや望遠鏡の使用方法を誤りますと目に回復不能の障害を与える可能性があります。各製品に付属の取扱説明書を良くお読みいただき、正しい使用法で観測されるようお願い致します。
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