冷却CCDと自動導入機で次々に超新星を発見している、富山県富山市の青木昌勝氏(エルデ光器)は、8/6におおぐま座の銀河 NGC3949(11.4等)を43cm反射望遠鏡で撮影したCCD画像から、14.3等の超新星が出現しているのを発見しました。翌7日の観測でも確認され、確定符号SN2000dbとなりました。青木氏が1996年から2000年までにこの銀河を観測したデータからは、この位置に星はないということです。
 超新星の位置は次の通りです。

  α=11h53m39s.75  δ=+47 51'46".6  (J2000.0)

 この位置は、銀河の中心から北東に20"の位置になります。

 この銀河は私たちの銀河系から450万光年と比較的近い距離にある銀河で、視直径も大きい天体です。距離が近いことから、これからこの超新星が明るくなる可能性も高く、今後の光度や分光観測による成果が期待されます。

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