Meade ETX70-AT

軽量コンパクトでどこにでも持ち運びができる望遠鏡として、アメリカMeade社より1997年の発売以来爆発的人気を世界中で巻き起こしているポータブル望遠鏡「Meade ETX」シリーズに、さらに軽量でお求めやすいETX70-ATが登場しました。 　ETX70-ATは、有効径70mm 焦点距離350mm（口径比F5）のアクロマートレンズを使用した屈折望遠鏡です。コンパクトなダブルアーム式フォーク型架台には、水平・上下の両軸にモータードライブを内蔵しており、付属の天体自動導入装置「オートスター#494」により、天体の名称などを入力するだけで目的の天体を視野に導入することが可能になります。 　ETX70-ATに組み込まれたレンズは、1群2枚構成のシンプルなアクロマートレンズです。鏡筒をコンパクトにするために、短い焦点距離のレンズを採用しているため、視野が広く星雲星団などを見るのに適しています。また、付属のアイピースMA9mmに交換することにより、木星の縞模様や土星の輪も見ることができます。

Meade ETX70-AT

カメラ三脚に取りつけたETX70-AT	Meade ETX70-ATで撮影した月 （クリックすると拡大します）
ETX70-ATを含むMeade望遠鏡で撮影した土星の画像はこちら

ETXの特徴は、優れた天体望遠鏡であると同時に、地上用望遠鏡としてもコンパクトで高性能であること。天体・地上両用に使用できるように、接眼部に切替式フリップミラーを装備しており、直進方向に別売の45度正立プリズムを取りつけることにより、手軽なスポッティングスコープとしても使用できます。また、、別売のカメラアダプターを取りつけることで、地上用350mm超望遠カメラレンズとしても使用できます。 　さらに、軽量なデジカメ等を取りつけて、月・惑星などの撮影もできます。なお、ETX70-ATでの星雲星団などの撮影は、架台の構造上あまり適していません。

35mm版一眼レフを取りつけた場合

専用のオートスター#494

ETX70-ATに付属のオートスター#494は、専用に新しく設計された天体自動導入コンピュータで、今見えている星空の中から天体の位置を計算し、ETXに内蔵したモータードライブで目標の天体を自動的に視野に導いてくれます。これまでのETX用やDS用オートスターに比べてコンパクトになり、カーソルキーだけで操作ができる簡単なものになりました。 　セッティングは、いま自分のいる場所に近い都市名を選択し、日付・時刻を入力し、目測でだいたいの真北の水平線に望遠鏡を合せると、いま見えている星の中から２つの星を基準星として自動的に検索します。そして、その星の方角に自動的に動いて、その星を視野の中心に入れるように指示がでます。この２つの基準星を視野の中に入れてキーを押すだけで、後はオートスターから天体を指定するだけで、目標の天体を視野に導いてくれます。 　バックライト付液晶２段表示の見やすいディスプレイは、カタカナによる日本語で各種設定や現在の状態が表示されます。

付属の日本語取扱説明書

従来の天体望遠鏡では、大きな架台と鏡筒で保管や移動が大変おおきなネックとなっていましたが、ETXシリーズならその心配はいりません。テーブルの上にちょこんと置けるコンパクトで機能的なデザインで、重量はETX70-ATではなんとわずか約2.7kg。片手で軽々と持つことができますから、バッグに入れて持ち運ぶこともできます。 　取り扱い説明書も、親しみやすいマンガやイラストを多用した楽しい作りになっており、お子様でも十分お使いいただけます。

当社にて販売しているETXシリーズは、日本国内の正規輸入代理店による製品検査を受けた製品で、１年間のメーカー保証がつきますので安心してお使いいただけます。

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