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西村 栄男さんが明け方の東の空で10等級の新彗星発見!

 静岡県掛川市のアマチュア天文家、西村 栄男さんが、8月13日未明に200mmF3レンズとAPS-C一眼レフデジカメにより30秒露出でふたご座の方角を撮影した画像に、10等くらいの彗星らしい天体が写っていることに気づきました。前日12日に同じ領域を撮影した写真にも同じ天体が写っていたため、国立天文台天文情報センターの遠藤 勇夫氏を通じて国際天文学連合(International Astronomical Union = IAU)の中央情報局(Central Bureau for Astronomical Telegrams = CBAT)に報告をしました。

 報告を受けて世界中のアマチュア天文家がこの天体を観測して報告したデータから、IAUの小惑星センターで暫定軌道が計算されました。これによると、この彗星は大きな軌道傾斜角を持つ逆行彗星(太陽系の天体と公転方向が逆回り)で、現在地球から約1.6AU・太陽から約0.9AUの距離にあり、9月13日に地球に約0.85AUまで近づき、その後9月18日に太陽に約0.22AUまで近づくことがわかりました。また、彗星にはC/2023 P1 (Nishimura)の符号が付けられました。

 発見の報告は、Facebookの ICQ Comet Observationsでも共有され、プロ・アマチュア問わず世界中の天文家が撮影を試みています。このリンクから撮影した画像を見ることができます。

 現在は黄道に近いふたご座の方向にあり、日本からは明け方の東の空に見えています。近日点距離(太陽に最も近づく位置での太陽との距離)が比較的近い逆行彗星ではあるものの、地球からは太陽の向こう側にあり、この後も太陽を追うように黄道に沿って移動するため、あまり条件は良くありません。それでも、地球に最も接近する9月13日明け方までは、日の出前の東の空の低いところに見ることができそうです。また、太陽に最も近づく9月18日も、夕方の空の低いところで見られるチャンスがありそうです。明るさは現在の太陽と地球の位置関係から見積もると4等程度ですが、太陽に近づいていくと大きく変化していく可能性もあります。これからしばらく注目していきたいですね。

(2023年8月18日)


 今撮ったばかりのC/2023 P1彗星(下)とエスキモー星雲NGC2392(上)。雲が多く3等星がギリギリ見える程度のとても悪い条件ですが、雲間からなんとか撮れました。撮影した画像をスマートフォンに取り込んでアプリで明るさの調整のみ行っています。この写真から見ると、彗星はエスキモー星雲(9.7等)よりだいぶ暗いようですね。

(2023年8月20日)


 2023年8月20日未明のC/2023 P1 西村彗星
セレストロンCPC1100-J + HyperStar (560mmF2)
マイクロフォーサーズミラーレスデジカメ
8秒露出 東京都奥多摩湖

 その後、日に日に彗星は太陽に近づいて明るくなってきてますが、当初は予想よりだいぶ暗かったものの、ここ数日だいぶ明るくなってきているようで、Facebookの ICQ Comet Observationsで共有される画像でも、普通のカメラレンズで撮影された写真が投稿されるようになってきています。私自身も見に行きたいと思っているのですが、連日天候があまり芳しくなく、上記の写真以後は見られていません。

 これから彗星は見かけ上も太陽に近づいていくため、明け方の東の空で見られるのは13日が最後になると思います。一方、太陽に最も接近する18日前後は、夕方の太陽が沈んだあとの西の空に見られそうです。今現在は尾をたなびかせる様子を肉眼で見ることはできないようですが、太陽に近づくと、彗星本体に大きな変化が起きて急に明るくなることもあります。是非注目してみてください。

(2023年9月10日)


 彗星は今日太陽に最も近づきます。昨晩は少し上空の水蒸気量が減ってきて、彗星が見えるチャンスだったので、西の空が開けている筑波山に出かけてみました。細い月が早い時間帯から見えていたので、もしかして見える?と期待していたのですが、低い空はかなり透明度が悪く、ギリギリでスピカが見える程度の空で、彗星を確認することはできませんでした。
 海外では、空気が乾燥していて緯度が高いヨーロッパ方面の観測者からは、彗星の姿を捉えた写真も見かけます。今夕が最後のチャンスかもしれません。もし西の空が晴れていたら、チャレンジしてみてください。

(2023年9月18日)


 2023年9月17日夕方の西の空
この写真の右のほうに彗星がいるはず.....
マイクロフォーサーズミラーレスデジカメ + 25mmF1.8
1/13秒露出 茨城県筑波山

●9月11日〜9月13日の午前4時30分ごろの東の空


カラー版



プリントアウト用


 このファインディングチャートは東京での午前4時30分ごろの東の空の図です。大阪では約20分後・福岡では約40分後がほぼ同じ空になります。チャートには4等星までの星を載せています。日付のある水色の●がC/2023 P1 西村彗星の位置を示します。

 C/2023 P1 西村彗星は、しし座を黄道に沿って東に移動していきます。上の図を参考に、月や金星・北斗七星などの星の位置から見当をつけて探してみてください。少し早めの時間から観察すると、彗星本体が昇ってくる前に、太陽に照らされて輝いている尾が先に昇ってくる様子が見られるかもしれません。


●9月12日〜9月22日の午後6時30分ごろの西の空


カラー版


プリントアウト用

 このファインディングチャートは東京での午後6時30分ごろの西の空の図です。大阪では約20分後・福岡では約40分後がほぼ同じ空になります。チャートには4等星までの星を載せています。日付のある水色の●がC/2023 P1 西村彗星の位置を示します。火星の位置は、6日ごとの位置を記載しています。

 夕方の空では、はじめは周りの星は見つかりませんが、空の中ほどに一番星としてアークトゥルスが見えてくるはずですので、その位置を参考にして、その真下の地平線近くを注意深く探してみてください。16・17日は月が近くに見えているので、そこから見当をつけて探すこともできるでしょう。

 彗星を見つけるときは、下に掲載した当社オリジナル双眼鏡など、なるべく視野の広く(倍率の低く)口径の大きな双眼鏡や、2インチ広視界アイピース焦点距離の長いアイピースを使って倍率を低くした望遠鏡で探してください。望遠鏡の場合は、天体自動導入装置があると大変便利です。

 天体自動導入望遠鏡をお持ちの方は、右の座標を入力すると自動導入ができます。

●Celestron NexStar+(日本語版)の場合
Menuキー(7キー)を押して、「マニュアルにて赤経 赤緯を設定・移動」を選択して座標を入力し、Enterキーを押して自動導入します。

Celestron SkyPortal appの場合
左下の「探索」から「最も明るい彗星」→C/2023 P1(Nishimura)を選び「導入」をタップすると自動導入します。

●Sky-Watcher / Sky Explorer SE-GT SynScan(日本語版)の場合
カタログの選択モードでユーザーキー(9キー)を押し、「座標の入力」を選択→「1)RA-Dec」で1キーを押して座標入力→任意の番号に保存してから、その番号のデータを「座標の取得」で呼び出し、確認キーを押して自動導入します。

●SynScan appの場合
「天体」→「Comet」を選び、「C/2023 P1 Nishimura」をタップすると、彗星の座標を自動計算しますので、「導入」をタップすると自動導入します。

●Meade AutoStarおよびAutoStar IIの場合
Object→User Object→addで座標を入力してデータを追加してから、その追加したデータを「Select」すると自動導入します。

●Meade AutoStar III(LSシリーズ)の場合
Objectモード(天体の選択モード)でコントローラの一番下にある「MODE」キーを押して現在の座標を表示してから「GOTO」キーを押し、目標の座標を入力してから「ENTER」キーを押すと、目標の座標を自動導入します。

C/2023 P1
西村彗星
の座標
(日本時間4時30分)

日付 赤経(R.A.) 赤緯(Dec.)
9/11 10h45m.2 +21゜14'
9/12 11h01m.7 +19゜57'
9/13 11h18m.3 +18゜22'

C/2023 P1
西村彗星
の座標
(日本時間18時30分)

日付 赤経(R.A.) 赤緯(Dec.)
9/12 11h11m.4 +19゜04'
9/13 11h27m.8 +17゜19'
9/14 11h43m.5 +15゜17'
9/15 11h58m.1 +13゜01'
9/16 12h11m.1 +10゜34'
9/17 12h22m.2 +08゜02'
9/18 12h31m.3 +05゜31'
9/19 12h38m.3 +03゜04'
9/20 12h43m.7 +00゜47'
9/21 12h47m.6 -01゜20'
9/22 12h50m.5 -03゜16'

C/2023 P1 Nishimura彗星 軌道要素

近日点通過 = 2023/09/17.64170(TT)
近日点距離 = 0.2251546 AU
近日点引数 = 116.29830
昇交点黄経 = 66.83436 (2000.0)
軌道傾斜角 = 132.47669
離心率 = 0.9960767
(Ephemeris from M.P.E.C. 2023-R20)

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