7/27にも超新星を発見した、富山県富山市の青木昌勝氏(エルデ光器)は、8/17におとめ座の小宇宙 NGC5584(12.3等)を43cm反射望遠鏡で撮影したCCD画像から、15等の超新星が出現しているのを発見しました。報告を受けた八ヶ岳南麓天文台の串田氏により同定観測されました。
 青木氏が撮影した画像から測定した超新星の位置は次の通りです。

  α=14h22m22s.73  δ=-0゜23'24".3  (J2000.0)

 この位置は、小宇宙の中心から西に15"・南に8"の位置になります。
 南ヨーロッパ観測所(ESO)のS. Benettiらの観測によると、同天文台の1.52m望遠鏡による8/19の分光観測で、この超新星は極大期を過ぎたIc型だということです。

 青木氏による超新星の連続発見ですね。冷却CCDと自動導入機による、最も効率のよい検出方法で、これからもどんどん見つけられていくと思います。是非皆さんもチャレンジしてみてください。

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