![]() ![]() |
「より良い未来を築くために未来予知ができれば」
この気持は過去も昔も変わることのない人間の欲求でしょう。西洋占星術は、天変地異や病気の流行、戦争などの社会的なことや個人の性格や運命などの全てが、惑星の運行に影響されているのではないかとの考えから始まったと伝えられています。
もしも惑星の運行が人に影響を与えるなら、惑星は規則的に運行しているのですから、運命は生れた時に決められていることになります。しかし、そうなると、人生を決断する自由意思も努力も必要なくなり、生きてることすら無意味なことのように感じてしまうかもしれません。
果たして惑星の運行は、人の一生に影響を与えているのでしょうか?
太陽系の惑星は、太陽を中心にそれぞれの周期で公転しています。人は、その配置を記した自分だけのホロスコープを持って誕生するため、ひとりひとりが自分の中に小さな太陽系を持っています。そして、実際の天体とホロスコープ上の天体は、互いに共鳴しあうと考えられます。
惑星は、意思や嗜好、方向性を示し、また、運行によって変化する配置は、クローズアップされる問題の方向性や状況を示す鏡のような存在、具体的に例えるならば電車の時刻表のようなものです。この惑星の時間割りを知っていれば、乗り降りや乗り換えが効率的にできるため無駄なストレスを感じないですむでしょう。
西洋占星術という理論は人が考え生み出したもので、その主役は地上に住む人間です。ホロスコープを時刻表のようなものと考えるか、はたまたそれに支配されていると感じるかは、結局のところ個人の生き方次第なのかもしれません。
![]() |
もとページへ | 次のページへ |
![]() |