先日から増光が続いているシュワスマン・ワハマン第3彗星が、10/21にへびつかい座の球状星団M62に接近した様子を、冷却CCDでとらえました。

 各種データは以下のとおりです。

  光学系:Meade LX200-25(F6.3)+レデューサー 合成焦点距離約800mm
      (経緯台モードで使用)
  カメラ:SBIG ST-6 露出5秒
  日時 :1995年10月21日 午後19時32分44秒
  撮影地:長野県野辺山高原

 日本からは南に低く観測しにくいと考えていたのですが、思い切って日没直後の南西の空を観測してみたところ、高度約10度のM62のすぐ近隣に彗星を発見。CCDによる撮影に成功しました。
 明るさは6等くらいでしょうか。これから少しずつ見かけ上太陽からの離角が大きくなるので、観測しやすくなってくると思います。いつまでこの増光が続くかわかりませんが、観測可能なかたは以降の様子も是非追いかけましょう。

  撮影者:船本 成克(STARGAZE)


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