2004年5月5日の月食以来1年半ぶりとなる月食が、10月17日に全国で見られました。一部地域では曇りのため見ることができませんでしたが、晴れた地域では美しい満月がかける様子を見ることができました。


10月17日の月食の様子 福岡市 マリンメッセ福岡前にて当社船本撮影
12.7cm F9.4アクロマート屈折直焦点

 次回日本で見られる月食は、2006年9月7日未明に起こる皆既月食となります。


 普段月は、太陽の光りに照らされて私たちにその姿を見せてくれているのですが、右の図のように太陽と地球・月が一直線上に並び、地球の影に月が入ることにより太陽の光を遮られるときに「月食」が起こります。その中でも「皆既月食」と呼ばれる現象は、月が地球の影にすっぽりと入ってしまう現象で、反対にすべてを隠しきることができない月食のことを「部分月食」と呼んでいます。

2005年10月17日の月食の主な現象の時刻(日本時間)

半影食のはじまり

18:34
※下記参照

本影食のはじまり

20:34
月が地球の影に入りはじめる

食の最大(6.8%)

21:03
月が地球の影に最も入り込む

本影食のおわり

21:32
月全体が地球の影から抜ける

半影食のおわり

23:15
※下記参照
※半影食とは、太陽の光の一部だけが地球に遮られることにより、月が少し暗くなる影のことを言います。肉眼でははっきりとわからないかもしれませんが、望遠鏡でフィルターなどをかけて月の光を少し暗くしてみると、一部が薄暗くなっているのがわかります。

 今回の月食の起こる時間は上の表の通りです。左の画像は東京での月の欠け方のシミュレーション画像です。他の地方でも、ほとんどおなじように見られます。全国的に東の空の高いところで見られますから、とても見やすい天文現象になります

 今回の月食は、最も月が大きくかけるときでも月の直径の約7%と、欠ける部分は少ない月食です。しかし、その変化は肉眼でも十分確認できます。但し、満月はたいへん明るくまぶしいため、日中使用するサングラスなど、少し光を暗くするものを使うと、月の欠け際がわかりやすいかもしれません。

 さらに、望遠鏡や双眼鏡を使用すると、欠け際のクレーターの様子などもお楽しみいただけます。10月の星空紹介のページでは、月食の観測にも最適な望遠鏡を揃えております。是非この機会にお買い求めいただき、宇宙で繰り広げられる天体ドラマを、ご自身の目でごゆっくりお楽しみください。

簡単アンケートにご協力下さい
 このページの内容は おもしろかった ふつう おもしろくなかった
  ためになった ふつう ためにならなかった
  わかりやすかった ふつう わかりにくかった
 10月17日の月食を 見たいと思う わからない 見ないと思う
 望遠鏡で月食を 見たことがある 見たことがない 興味がない
 望遠鏡や双眼鏡を 望遠鏡を持っている 双眼鏡をもっている どちらも持っている
  どちらも持っていない    
 ひとことどうぞ

このボタンを押しても、あなたの個人情報などは送信されません


HomePageにもどる