今回は低気圧の接近で、天候のため見られなかった地域も多く、私自身も残念ながら見ることができなかったのですが、簡単アンケートからは「見えた!」という報告も多数いただきました。たくさんの方々が宇宙に目を向けていただいたことは、とてもうれしいことです。

 次の月食は、2011年6月16日の未明に見られる皆既月食になります。次の機会にも是非宇宙に目を向けてくださいね。


 クリスマス直前の12月21日(火)の宵空で、今年6月26日以来約半年ぶりとなる月食が見られます。今回の月食は、2007年8月28日以来3年ぶりの皆既月食となります。
左写真:2007年8月28日の皆既月食の様子 クリックするとそのときの様子を見ることができます。

●月食はどうしておこるの?

 月食のお話をする前に、天文現象で言う「食」についてお話しておきましょう。文字通り、天体が「食べられる」現象のことをいいます。もちろん、誰かが星をパクパク食べてしまうわけではないので、何らかの自然現象が起きるわけです。

 有名なところでは、「日食」があります。日食は、地球からの見かけ上太陽の前に月が入り込んでくることによって、太陽が月に直接隠される現象です。太陽と月と地球上での見る場所の位置関係により、太陽全体が隠されるものを皆既日食・見かけ上太陽の中に月がすっぽり収まってしまい、リング状に太陽の光が見える金環日食・太陽の一部だけが月に隠される部分日食の3種類があり、最近日本で見られた現象では、西日本などの一部で今年1月15日に見られました。

 一方「月食」は、太陽の光によって照らされている月が、地球の影の中に入ることによって見えなくなる現象です。日食とは違って、直接月を何かの天体が隠しているわけではありません。しかし、ちょっと視点を変えると、月から見たときに、太陽が地球によって遮られている状態、つまり月での日食が起こっていると考えられるわけです。
 これらの「食」は、宇宙空間での天体の位置関係が相互に直線上に並ぶことによって、より遠方にある天体が隠されることを差しています。月食の場合は、太陽・地球・月の順に直線に並んだときに起こり、日食の場合は、太陽・月・地球の順に並んだ時に起こることになります。

 なぜ、このように天体と天体が一直線上に並び、日食や月食が起こるのでしょうか?。その理由は月の公転が大きく関係します。月は地球のまわりを約一カ月かけて一周しています。それは地球上から見ると、天球上を少しずつ移動しているように見えることになります。ですから、その日・その時間で月の見える場所は少しずつ違っているわけです。
 その天球上を移動している月が、ちょうど太陽の反対側を通過するときに月食が起こります。ですから、月食は必ず満月の日に起こります。また、月食の中でも皆既月食と呼ばれる現象は、月が地球の影にすっぽりと入ってしまう現象で、反対にすべてを隠しきることができない月食のことを「部分月食」と呼んでいます。

 前回日本で見られた月食は今年6月26日で、約半年ぶりとなります。皆既月食となると、2007年8月28日以来3年4ヶ月ぶりとなります。

2010年12月21日(火)の月食の主な現象の時刻(日本時間)

半影食のはじまり

14時27分

※下記参照 札幌の月出 15時52分
東京の月出 16時24分
大阪の月出 16時44分
福岡の月出 17時08分
那覇の月出
17時38分

本影食のはじまり

15時23分

月が地球の影に入りはじめる
皆既食のはじまり 16時40分 月が地球の影にすべて入る

食の最大(126.1%)

17時17分

月が地球の影に最も入り込む
皆既食のおわり 17時53分 月の一部が地球の影から抜ける

本影食のおわり

19時01分

月全体が地球の影から抜ける

半影食のおわり

20時06分

※下記参照
※半影食とは、太陽の光の一部だけが地球に遮られることにより、月が少し暗くなる影のことを言います。半影食のはじめのうちと終わりの方では、あまり変化は見られませんが、本影食の前後30分くらいの間は、望遠鏡や双眼鏡で見ると、一部が影って薄暗くなっているのがわかります。

●今回の月食について

 今回の月食は、日本からは昼間地平線下の月が地球の影に隠され始め、夕方日没ごろに、地球の影に一部または全部を隠された月が、東の空から昇ってきて、その後月食の最後までみることができます

 今回の月食の起こる時間は上の表の通りです。右の画像は東京での月の欠け方のシミュレーション画像です。他の地方でも、時間と欠けかたはおなじように見られます。

 東京より北の地方では、これより早く月が昇ってきますので、より早い時間から見ることができます。一方、福井・岐阜・三重以西では、完全に月が隠れた皆既食の状態で月が昇ってきます上の表の右に各地での月出の時刻を書いてありますので、参考にしてください。

●どこで、どうやって見える?

 今回の月食は、月がすでに隠された状態で昇ってくるので、なるべく長く月食を見るためには、東の空が地平線近くまで開けた場所で観測すると良いでしょう。木立の少ない山の上や海岸はもちろん、南東側に大きく開けたマンションのベランダなどからも見ることができるはずです。


東京での月食の起こる様子のシミュレーション
より西の地方では、この図より少し低い空で現象が起こります。
 月食は、肉眼でも十分に楽しめる現象ですが、特に今回の月食では、東の空から昇ってきた月が太陽が沈んだばかりの明るい空の中に見えるため、空が明るいうちは見つけにくいかもしれません。また、皆既食になったあとは、都会など空の明るいところでは見つけにくいかもしれません。上の図を参考にして、ぎょしゃ座のカペラやおうし座のアルデバラン等、まわりの星との位置関係から、月を探してみてください。双眼鏡や望遠鏡を使えば、明るい空の中でも月を見つけることができるはずです。是非この機会にお買い求めいただき、宇宙で繰り広げられる天体ドラマを、ご自身の目でごゆっくりお楽しみください。

 また、満月ごろの月は、大口径の望遠鏡で見ると非常にまぶしいため、ムーングラスを使って減光すると、長時間継続して観測することができます。各望遠鏡のオプションとして用意されていますので、この機会に是非お求めください。

双眼鏡や望遠鏡を使って見たときの月食の見え方のシミュレーション

FZ-750GFP等7倍クラスの双眼鏡で見た場合

ポルタA80Mf等、50倍の望遠鏡で見た場合

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