星空案内はこちらのページと一緒にお読みください

 あけましておめでとうございます!。本年も当社をどうぞよろしくお願い致します。今年の関東は大雪での新年となりました。12月29日に降った雪が根雪になって、大晦日の大雪がしっかりとつもり、新年は真っ白な世界で迎えることとなりました。災害続きだった昨年から心機一転!。そんな願いを真っ白な雪に託したい気持ちです。

 夜、やみの中にうすぼんやりと広がる白銀の世界から目を空に向けると、そこには雪の結晶のように美しく輝く星たちを見ることができます。1月10日ごろの星空のようすを見ると、宵の西の空にはまだ秋の星座がみえています。比較的明るい星が少ない秋の星座ですが、空の中ほど見える4つの2等星で作られる秋の四辺形は、天馬ペガススのおなかにあたる場所にあります。この四辺形は、他の秋の星座を探す目印になりますから、実際の星空で良く確かめてみてください。

 このペガススの四辺形を手がかりに、他の星座たちも探してみましょう。そのペガススの四辺形の北東の辺から、天頂に向かって明るい星が4つ、やや広い間隔で並んでいるのを見つけることができます。この付近がアンドロメダ座です。アンドロメダ座といえば、2002年の11月のこのページで紹介した有名なアンドロメダ座大銀河M31や、昨年10月のこのページで紹介したNGC752も、まだ空の高いところに見えています。

 アンドロメダ座の北側には小学校の教科書にも載っているカシオペヤ座があります。アンドロメダは、ギリシャ神話のカシオペヤの娘で、父はカシオペヤの西となりにいるケフェウス・夫となったのが東隣のペルセウス・・・という具合に、この季節の星座たちはひとつの神話でつながっています。もし興味のある方は、図書館やインターネットで調べてみてはいかがでしょう。

 また、ペルセウス座とカシオペヤ座の中間付近には、先月ののこのページでも紹介している二重星団と呼ばれるこの星の集まりがあります。この他にも、さきほども取り上げたアンドロメダ座のとなりのさんかく座にあるM33や、カシオペヤ座のM52など美しい星雲星団を見ることができます。是非あなたも双眼鏡や望遠鏡で楽しんでみてください。

 さらに目を天頂から南の空に向けると、明るい星が多くとてもにぎやかな冬の星座たちを見ることができます。天頂近くの高いところに見える明るい一等星がぎょしゃ座カペラです。ぎょしゃ座には一昨年1月のこのページで紹介したぎょし3つの散開星団があります。ぎょしゃ座の南には大神ゼウスが化けた白い牛の姿を描いたおうし座があります。一等星アルデバランの北西には、一昨年12月のこのページで紹介したすばるが見えています。

 今月前半、そのすばるを横切るように、ひとつの天体が移動していく様子を見ることができます。昨年8月に発見されたマックホルツ彗星(C/2004Q2)が、いまちょうど地球に最接近しているところです。詳しくはこちらのページをご覧ください。

 おうし座の南には、冬の星座の王者オリオン座がきらびやかに輝き、さらに空の低いところには、全天で最も明るい恒星のシリウスのあるおおいぬ座・そしてこいぬ座のプロキオンも昇ってきて冬の大三角を形作っています。おおいぬ座には、昨年1月のこのページで紹介した散開星団M41があります。

 冬の大三角から、目を北側の高いところに移すと明い星が3つ並んでいるのを見ることができるでしょう。このうち少し暗めの2つの星は、ふたご座カストルポルックスです。ギリシャ神話では大神ゼウスとスパルタ王妃レダとの間に生まれた双子の兄弟と言われています。

 そして、もうひとつのいちばん明るい星が土星です。土星は今月14日に「衝」(太陽−地球−土星が一直線に並ぶ)を迎え、いまが最も良く見える時期です。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。


1月6日に撮影した
マックホルツ彗星(C/2004Q2)
詳しくは画像をクリックしてください

20cmクラスの望遠鏡で見た土星
デジタルカメラで撮影

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→ドセイを選択

Meade LX200-25GPSで見た木星
デジタルビデオカメラで撮影

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→モクセイを選択

 さらに時間がすぎて夜半ごろになると、春の星座も続々と昇ってきます。この冬の明け方の空で最も目だって見えるのは、おとめ座にみえる木星です。木星は太陽系最大の惑星で、その直径は地球の11倍もあります。木星をはじめとした太陽系の天体の大きさが解る図がこちらのページにあります。

 木星を望遠鏡で見ると、本体にある縞模様や、まわりをまわるガリレオ衛星と呼ばれる4つの衛星を見ることができます。これは、1610年にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡で木星を見たときに発見した衛星で、イオエウロパガニメデカリストという名前が付けられています。先ほどみずがめ座のところでも出てきたガニメデ少年の名前がここでも出てきますね。木星はその明るさと大きさから大神ゼウスのローマ神話での呼び名ユピテル(Jupiter=英語でジュピター)と呼ばれており、そこをまわる衛星には、ゼウスに仕えていたニンフなどの名前が付けられているのです。

 土星の輪や木星の衛星や縞模様は、口径6cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径6cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。

 冬の朝は夜が明けるのもとても遅く、まだ暗いうちに起きてしまうこともあるでしょう。そんなとき、ちょっと着込んで外に出て夜明け前の東の空を見ると、朝焼けの中に明けの明星の金星が輝いているのを見ることができます。その金星からもう少し高いところに目をやると、おとなしめに鈍く赤く光る火星の姿も見ることができます。さらに、火星のすぐ横にももうひとつ同じくらいの明るさの星を見つけることができます。この星がさそり座アンタレスです。


1月8日の朝6:00ごろの南東の空の様子
アンタレスと火星がまるで赤さを競うかのように並び、
さらに月・金星・水星がならびとてもにぎやかです。

Meade LX200GPS-25で撮影した火星

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→カセイを選択

 アンタレスとは、アラビア語で「アレス」の敵という意味があります。アレスとは、ギリシャ神話の戦争の神。ギリシャ神話の語り継がれた地方では、火星はこの戦争の神の象徴であると考えられていて、アンタレスと火星が接近すると、戦争が起きると言われていました。

 実は2年前のアンタレスと火星の接近の時にも、これと同じことをこのページで書きました。その時、ちょうど戦争がはじまろうとしていました。しかし、今もってその火は消えようとしません。火星とアンタレスが再び離れるころ、平和がおとずれることを心から願ってやみません。

 火星は、一昨年8月の大接近に続いて、今年10月にも地球に接近をします。今回の接近は前回ほどの大接近ではありませんが、小望遠鏡でも十分に表面の模様を見ることができます。火星は私達の地球と良く似た惑星として、近年探査機が頻繁に向かっている注目の惑星です。いつか人類が立つかもしれない火星の様子を、いち早く自分の目で確かめてみませんか?。

 これから星空の美しい季節です。是非あなたの目で宇宙からの星たちの光を確かめてください!。

今年の天文現象をちょっとご紹介

 今年も楽しみな天文現象が盛りだくさんです!。
その中から、特に注目したい現象を3つご紹介します。

★1月 Machholtz彗星が明るくなる!

 今年に8月に発見されたMachholtz彗星(C/2004Q2)が、現在すでに肉眼でも見えるほど明るくなっています。

★3月31日 アンタレスの掩蔽

 さそり座の1等星アンタレスが、月に隠される「掩蔽」(えんぺい)という現象が起こります。掩蔽とは、遠くにある物体がその向こう側にある物体を隠すことを差しますが、天文での掩蔽は、太陽系内の天体がその移動により見かけ上その天体より向こう側にある天体を隠してしまう現象です。別名「星食」とも呼ばれる現象で、この方が皆さんには耳なじみがあるかもしれません。
 1等星の掩蔽は1999年のアルデバランの食以来6年ぶりとなる、非常に貴重な現象です。

左写真:1999年2月23日のアルデバランの食の様子

★10月30日 火星接近

 2003年の大接近につづき、来年も火星が地球に接近します。今回は前回の接近ほどではありませんが、それでも望遠鏡で十分見ることができる距離まで近づきます。前回見ることができなかった方は、是非このチャンスをお見逃しなく!。

右写真:2003年9月の大接近時の火星
(クリックするとその時の様子を見られます)

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