星空案内はこちらのページと一緒にお読みください

 あけましておめでとうございます!。旧年中は当社HomePageをたくさんの方々にご覧いただき、ありがとうございました。今年も皆さんに夜空を楽しんでいただけるよう、楽しいコンテンツ作りをしていきたいと思っております。今後ともよろしくお願い致します。

 冬本番になり、夜空の星も明るい星が多くきらびやかな季節になりました。その冬の夜空に見える星のひとつにカノープスという星があるのをご存知でしょうか?。全天で最も明るいおおいぬ座のシリウス(-1.6等星)に次いで2番目に明るい-0.7等星で、地球からの距離は310光年。シリウスは8.7光年とかなり近い星なので、それと比較するとカノープスは絶対等級(実際の星の明るさ)は-5.48MV(シリウスは+1.47MV)と、とても明るく質量の大きな星です。
 ここまで書くと、ただの明るい星じゃん?ということになるのですが、この星はりゅうこつ座という日本からはほとんど見えない星座にあるため、実は見るのがとても難しい星です。理論上は東北以北ではまったく見ることができず、関東では南の空が水平線近くまで開けている場所で、なおかつ透明度が良い日でなければ見ることができないのです。当社の事務所のベランダからは、ギリギリ双眼鏡を使って見ることができます(こちらに写真があります)。

 カノープスは、中国南部などの道教の地域では、「南極老人星」と呼ばれています。水平線から赤みがかった色でよろよろと昇ってくるように見られることや、見られる時期と時間が限られていることから、このような神格された名前が付けられているようです。この星が見られると長生きできるなどという言い伝えもあるそうです。

 右の写真は、山口県柳井市と平生町の境界にある大星山で見たカノープスです。この場所は東京や埼玉より1〜2度南にあるため、比較的簡単にカノープスの輝きを見つけることができます。四国や南九州・沖縄地方なら、もっと見つけやすいはずです。カノープスを見るには、最も高い位置に来る南中の前後に探す必要があります。1月中旬なら、関東では夜10時半ごろ・大阪では20分後・福岡では40分後に南中します。是非皆さんもカノープスを探してみてください。

 そのカノープスを探す目印となる冬の星座も、是非この機会に覚えておきましょう。午後9時ごろの星空のようすを見ると、西の空の高いところに、金色にひときわ明るく輝いている星が見えます。この星が木星です。

 木星までの距離は光の速さで約40分かかりますが、木星は太陽系最大の惑星で、その直径は地球の11倍もあるため、望遠鏡でも表面の模様が良く見えます。木星をはじめとした太陽系の天体の大きさが解る図がこちらのページにあります。

 木星を望遠鏡で見ると、本体にある縞模様や、まわりをまわるガリレオ衛星と呼ばれる4つの衛星を見ることができます。これは、1610年にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡で木星を見たときに発見した衛星で、イオエウロパガニメデカリストという名前が付けられています。木星はその明るさと大きさから大神ゼウスのローマ神話での呼び名ユピテル(Jupiter=英語でジュピター)と呼ばれており、そこをまわる衛星には、ゼウスに仕えていたニンフなどの名前が付けられているのです。

Meade LX200-25で見た木星
デジタルビデオカメラで撮影

 一方、西か南の空のにはまだ少しおとなしめに輝く秋の星座たちが見えます。比較的明るい星が少ない秋の星座ですが、西の空の中ほどに見える4つの2等星で作られる秋の四辺形は、天馬ペガススのおなかにあたる場所にあります。ペガススの四辺形は、おとなしめな秋の星たちの中では比較的わかりやすい星の並びです。

 このペガススの四辺形の北東の辺から、明るい星が4つ、やや広い間隔で並んでいるのを見つけることができます。この付近がアンドロメダ座です。ペガススの四辺形とアンドロメダ座との接点の星は「アルフェラッツ」という星で、アラビア語で「馬の中心」という意味があります。天馬ペガススのちょうどおなかの部分にあたる星なのです。アンドロメダ座には、2010年11月のこのページで紹介した有名なアンドロメダ大銀河2008年10月のこのページで紹介した散開星団NGC752などがあります。また、このアンドロメダ座の2等星の並びのいちばん先端、ペルセウス座に近いところに輝く2等星アルマクは、2010年11月のこのページでも紹介したとても美しい二重星として知られています。

 そして、アンドロメダ座の北側には小学校の教科書にも載っているカシオペヤ座があります。アンドロメダは、ギリシャ神話のカシオペヤの娘で、父はカシオペヤの西となりにいるケフェウス・夫となったのが東隣のペルセウス・・・という具合に、この季節の星座たちはひとつの神話でつながっています。もし興味のある方は、図書館やインターネットで調べてみてはいかがでしょう。
 そのペルセウス座とカシオペヤ座の中間付近を見ると、空のきれいなところであれ、ば天の川の中に肉眼でもなにやらぼーっとした光のしみのようなものを見つけることができます。これが先月のこのページで紹介した二重星団です。地球から7600 光年にある2つの星団で、低倍率の望遠鏡や双眼鏡見ると、天の川のたくさんの星の中に見える様子は感動的です。


ぎょしゃ座散開星団M36 M37 M38を
双眼鏡で見たときのシミュレーション画像
夜空の暗い場所で8倍40mm
7倍50mmクラスの双眼鏡で見ると、
このように3つの星団をひとつの視野に見ることができます
双眼鏡での見つけ方は
こちら

 さらに天頂付近から東の空に目を転じると、明るい星が多くとてもにぎやかな冬の星座たちを見ることができます。北よりの高いところに見える、黄色っぽい明るい星がぎょしゃ座カペラ(42光年)です。ぎょしゃ座には冬の天の川が中央を流れていて、双眼鏡で見ると無数の星たちが輝いているのを見ることができます。この中に、明るい3つの散開星団があります。

 最も東よりにあるM37は、約4700光年とこの3つの中でも最も遠い距離にあり、望遠鏡で見ると小さな星たちが無数に群がっている様子を見ることができます。まん中のM36は、約3800光年の距離にあり、星の数はM37に比べて少なめで、明るめの星がバラっと散らばって見えます。いちばん西のM38は、約3600光年と最も近く、他の2つに比べると少し広がりのある星の集まりです。


M36


M38


M37

ぎょしゃ座散開星団M36 M37 M38の
望遠鏡で見たときのシミュレーション画像
50倍くらいの倍率で見たときの視野にしてあります
それぞれの星団に明るさや密集度など
個性があって面白い対象です

Meade オートスターでの導入方法

Deepsky→Messier→
キーで36・37・38を入力
天体自動導入装置のない望遠鏡や
双眼鏡での見つけ方は
こちら

 ぎょしゃ座の南にはおうし座があります。おうし座の一等星アルデバラン(65光年)の付近は、ヒアデス星団という散開星団Mel25の一部で、この付近を双眼鏡で見てみると、40個程度の星が広く散らばっているのを見ることができます。一方、もう少し空の高いところに見える数個の星がごちゃごちゃっと集まって見えるところが、先月のこのページで紹介した「すばる」ことプレアデス星団M45です。双眼鏡で見てみると、いろいろな明るさの100個くらいの星が群れを成しているのがわかります。ヒアデス星団までは約150光年・プレアデス星団までは約440光年の距離があり、それぞれの大きさの差はこの距離の違いによるものです。しかし、プレアデス星団の星の輝きは、ヒアデスよりずっと明るく、高温で非常に高いエネルギーを放出していることがわかります。

 すばるやヒアデス星団から少し低いところには、冬の星座の代表冬の星座の王者オリオン座ベテルギウス(600光年)・全天で最も明るい恒星のシリウス(8.6光年)のあるおおいぬ座・そしてこいぬ座プロキオン(11.4光年)が冬の大三角を形作っています。その北側にはふたご座ポルックス(34光年)とカストル(50光年)も見えてきています。ふたご座にも、2004年3月のこのページで紹介したM35という散開星団があります。

 さらに夜半ごろになると、空にはもう春の星座も見えるようになります。冬の星座と比較すると明るい星が少ない春の星座ですが、今年の冬の明け方の空には、普段の春の星座の星々には見られない星が見えてきます。夜半ごろに東の空から昇ってくる黄色く光る明るい星は土星です。土星までの距離は光の速さで約80分かかります。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。


20cmクラスの望遠鏡で見た土星
デジタルカメラで撮影

???? さらに明け方午前3時ごろになると、金色に明るく輝く星が昇ってきます。この星が金星です。天体望遠鏡で見てみると、右の写真のように月のように欠けている様子がわかります。現在地球を後ろから追いかけてきているところなので、日に日に大きくなり、太陽に照らされている部分の形も変わっていきます。

 金星や水星のように、地球より内側をまわる惑星のことを内惑星といいます。内惑星は、地球と太陽との位置関係により、大きさと明るさが大きく変化します。その様子はこちらのページで解説しています。内惑星は地球からの見かけ上、太陽に近いところに見えることが多く、夕方と明け方のわずかな時間しか見ることができない非常に見つけにくい惑星です。

 金星や木星・土星は、そのまわりの星座の星々と毎日少しずつ位置関係を変えています。その様子を毎日スケッチしていくと、私たちの地球やこれらの惑星が、太陽のまわりをまわっていることが理解できるようになります。15世紀ポーランドの天文学者コペルニクスがはじめて唱えた地動説以後、世界中の天文学者が現在まで宇宙を見つめ続けて、現在も様々な角度から研究が進められています。そして2006年には、冥王星が惑星から除外されました。その太陽系宇宙の変遷をこちらのページにまとめています。

 このページで紹介している星雲星団や土星の輪は、口径7cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径7cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。

今年の天文現象をちょっとご紹介

今年も楽しみな天文現象が盛りだくさんです!。
その中から、特に注目したい現象を3つご紹介します。

★6月16日未明と12月10日夜の2回の皆既月食

 2011年は、日本から2回の皆既月食がどちらも見られます。1回目は6月16日の明け方、皆既食になった月がそのまま西の空に沈みます。また、12月10日夜には、空高くに昇った月が夜半過ぎにかけて皆既食になります。

右写真:2007年8月28日の皆既月食
(クリックするとその時の様子を見られます)

★6月2日早朝 北海道・東北・北陸で部分日食

 2009年7月22日に見られた皆既日食はまだ記憶に新しいですが、2011年は6月2日の日の出直後に、石川・富山・新潟・山形・宮城の一部と岩手・秋田以北で部分日食が見られます。

右写真:2009年7月22日の皆既日食の様子(クリックするとその時の様子を見られます)

★10月1日 さそり座δ星ジュバ(1.6〜2.3等の変光星)の星食

 さそり座のアンタレスの北にあるδ星ジュバが、10月1日の夕方の西の空で月に隠される様子が、全国で見られます。日本で2等星以上の星食が夜に見られるのは、2005年3月31日のアンタレス食以来、6年半ぶりとなりります。

右写真:2005年3月31日のアンタレス食
(クリックするとその時の様子を見られます)

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