星空案内はこちらのページと一緒にお読みください

 あけましておめでとうございます!。この冬は当初の気象庁の予想とは大きくはずれ、12月からシベリア寒気団が一気に日本に来襲し、全国的に厳しい冷え込みとなりました。すでに雪に閉ざされてしまった地方も多いことと思います。しばらくは日本海側ではなかなか良い星空が見られない時期となってしまいました。

 一方、大平洋側の地方では、空気が乾燥し透明度の良い夜空に、冬の美しい星たちが輝く季節です。1月10日ごろの星空のようすを見ると、西の空の低いところにはまだ秋の星座が見えています。天頂付近に見える4つの2等星で作られる秋の四辺形は、天馬ペガススのおなかにあたる場所にあります。

Meade LX200GPS-25で撮影した火星

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→カセイを選択

 ペガススの四辺形の反対側の北東の辺から、明るい星が4つ、やや広い間隔で並んでいるのを見つけることができます。この付近がアンドロメダ座です。アンドロメダ座といえば、2002年11月のこのページで紹介した有名なアンドロメダ座大銀河M31や、2004年10月のこのページで紹介したNGC752などの星雲星団、2004年11月のこのページで紹介した美しい二重星アルマクなど、見どころのたくさんある星座です。

 そのアンドロメダと並ぶように、ひときわ赤く輝く星を見つけることができるはずです。これが火星です。昨年10月30日には一昨年8月の大接近に続いて地球に接近をし、現在は光の速さで約7分の距離で、少しずつ地球から遠ざかっています。

 アンドロメダ座の北側には小学校の教科書にも載っているカシオペヤ座があります。アンドロメダは、ギリシャ神話のカシオペヤの娘で、父はカシオペヤの西となりにいるケフェウス・夫となったのが東隣のペルセウス・・・という具合に、この季節の星座たちはひとつの神話でつながっています。もし興味のある方は、図書館やインターネットで調べてみてはいかがでしょう。

 また、ペルセウス座とカシオペヤ座の中間付近には、先月ののこのページでも紹介している二重星団と呼ばれるこの星の集まりがあります。この他にも、さきほども取り上げたアンドロメダ座のとなりのさんかく座にあるM33や、カシオペヤ座のM52など美しい星雲星団を見ることができます。是非あなたも双眼鏡や望遠鏡で楽しんでみてください。

 さらに目を天頂から南の空に向けると、明るい星が多くとてもにぎやかな冬の星座たちを見ることができます。天頂近くの高いところに見える明るい一等星がぎょしゃ座カペラ(41光年)です。ぎょしゃ座には2003年1月のこのページで紹介したM36・37・38の3つの散開星団があります。

 ぎょしゃ座の南にはおうし座があります。おうし座の一等星アルデバラン(60光年)の付近は、ヒアデス星団という散開星団Mel25の一部で、この付近を双眼鏡で見てみると、40個程度の星が広く散らばっているのを見ることができます。一方、もう少し空の高いところに見える数個の星がごちゃごちゃっと集まって見えるところが「すばる」ことプレアデス星団M45です。双眼鏡で見てみると、いろいろな明るさの100個くらいの星が群れを成しているのがわかります。ヒアデス星団までは約130光年・プレアデス星団までは約400光年の距離があり、それぞれの大きさの差はこの距離の違いによるものです。しかし、プレアデス星団の星の輝きは、ヒアデスよりずっと明るく、高温で非常に高いエネルギーを放出していることがわかります。


7倍くらいの双眼鏡でみたプレアデス星団M45の
シミュレーション画像

Meade オートスターでの導入方法

セイウンセイダン→
メシエテンタイ→
「45」をキーパッドから入力

20cmクラスの望遠鏡で見た土星
デジタルカメラで撮影

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→ドセイを選択

 おうし座の南には、冬の星座の王者オリオン座ベテルギウス(310光年)・全天で最も明るい恒星のシリウス(8.7光年)のあるおおいぬ座・そしてこいぬ座プロキオン(11.2光年)が冬の大三角を形作っています。おおいぬ座には、2004年の1月のこのページで紹介した散開星団M41があります。

 その北側にはふたご座ポルックス(52光年)とカストル(32光年)も見えてきています。ギリシャ神話では大神ゼウスとスパルタ王妃レダとの間に生まれた双子の兄弟と言われています。ふたご座にも、2004年3月のこのページで紹介したM35という散開星団があります。

 そして、そのふたご座の下に見えるもう一つの明るい星が土星です。土星までの距離は光の速さで約80分かかります。土星は今月28日に「衝」(太陽−地球−土星が一直線に並ぶ)を迎え、いまが最も良く見える時期です。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。

 さらに時間がすぎて夜半を過ぎると、春の星座も続々と昇ってきます。。明るい星が多くにぎやかな冬の星座に比べると、春の星座はおとなしめですが、その中でも北の空に見える北斗七星は比較的めだつ存在です。北斗七星はおおぐま座という星座の一部です。おおぐま座には、2002年の4月のこのページで紹介したM81・M82をはじめとして、小望遠鏡でも見ることができる銀河がたくさんあります。是非宇宙を延々と旅してきた星たちの光をあなたの目で確かめてみてください。

 北斗七星は、北極星をさがす目印にもされますし、また、柄の部分のカーブをそのまま延ばして、春の星の中で最も明るいうしかい座アークトゥルスおとめ座スピカへと続く春の大曲線の一部としても使われます。その2つの一等星よりも明るく、この冬の明け方の空で最も目だって見えるのは、てんびん座にみえる木星です。木星は太陽系最大の惑星で、その直径は地球の11倍もあります。木星をはじめとした太陽系の天体の大きさが解る図がこちらのページにあります。

 木星を望遠鏡で見ると、本体にある縞模様や、まわりをまわるガリレオ衛星と呼ばれる4つの衛星を見ることができます。これは、1610年にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡で木星を見たときに発見した衛星で、イオエウロパガニメデカリストという名前が付けられています。木星はその明るさと大きさから大神ゼウスのローマ神話での呼び名ユピテル(Jupiter=英語でジュピター)と呼ばれており、そこをまわる衛星には、ゼウスに仕えていたニンフなどの名前が付けられているのです。

 土星の輪や木星の衛星や縞模様は、口径6cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径6cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。

Meade LX200-25GPSで見た木星
デジタルビデオカメラで撮影

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→モクセイを選択

今年の天文現象をちょっとご紹介

 来年も楽しみな天文現象が盛りだくさんです!。
その中から、特に注目したい現象を2つご紹介します。

★9月8日未明 部分月食

 月食は、太陽と地球・月が一直線上に並び、地球の影に月が入ることにより太陽の光を遮られるときに起こります。その中でも「皆既月食」と呼ばれる現象は、月が地球の影にすっぽりと入ってしまう現象で、反対にすべてを隠しきることができない月食のことを「部分月食」と呼んでいます。

 今回の月食は部分月食ですが、前回のものより食分(かける部分)が大きく、時間も長いため見やすい天文現象と言えるでしょう。

左写真:2005年10月17日の部分月食の様子
(クリックするとその時の様子を見られます)

★11月9日朝 水星の日面通過

 水星の日面通過は、太陽・水星・地球が一直線上に並び、見かけ上太陽の手前に水星が入り込んでくることにより、太陽面に水星が黒く現れる現象です。位置関係としては、水星の代わりに月が入り込む日食と同じですが、月は地球のまわりを約1カ月かかってまわっているのに対して、水星は地球と一緒に太陽のまわりをまわっていて、約4カ月ごとに地球の内側を通過していきますから、起こる確立は日食に対して単純計算で約1/4となる、たいへんめずらしい天文現象です。日本で見られるのは2003年5月7日以来3年半ぶりとなります。

右写真:2003年5月7日の水星の日面通過の様子
(クリックするとその時の様子を見られます)

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●現在品切れしている商品とその納期(1月31日現在)
Meade ETX-90EC・LXD75 SN-8・LXD75 N-6→2月下旬入荷予定

  ※いずれの商品も次回の入荷数は数に限りがございます。お早めにご予約ください。

●在庫の少なくなっている商品(1月31日現在)
ETX-125 Premier Edition・ETX-105 Premier Edition・ETX-90 Premier Edition・ETX-125EC・ETX-105EC・LX90-20・LX200GPS-20・LX200GPS-25

●このコーナーより商品をお申し込みの場合、代金のお支払いはクレジットカードでの決済または代金引換・銀行振込・郵便振替・コンビニ決済(NP後払い)がお選びいただけます。はじめてご利用の方や、決済方法など詳しいことをお知りになりたい方は、こちらのページをご覧ください。

Winter Sale! 2005〜2006 ラインナップ

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