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 いよいよ3月。今年は冬が大変寒かったため、全国的に春の訪れが遅くなっているようですね。この事務所のある埼玉近辺では、やっと梅が咲き始めたところです。少しずつですが、春の足音が聞こえてきていますね。

 今年の3月の夕方の空では、パンスターズ彗星(C/2011L4)に注目が集まっています。右の写真は、3月1日にニュージーランドで撮影したパンスターズ彗星(C/2011L4)です。日本でも、3月10日ごろから太陽が沈んだ直後の西の空に注目してみてください。詳しくは、こちらのページで随時情報を更新しています。

 パンスターズ彗星(C/2011L4)が夕焼け空に沈み、空がすっかり暗くなる午後9時ごろの星空のようすを見ると、西の空の高いところに、今日の一番星となっている木星が見えます。木星までの距離は光の速さで約40分かかりますが、木星は太陽系最大の惑星で、その直径は地球の11倍もあるため、望遠鏡でも表面の模様が良く見えるます。木星をはじめとした太陽系の天体の大きさが解る図がこちらのページにあります。

 木星を望遠鏡で見ると、本体にある縞模様や、まわりをまわるガリレオ衛星と呼ばれる4つの衛星を見ることができます。これは、1610年にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡で木星を見たときに発見した衛星で、イオエウロパガニメデカリストという名前が付けられています。木星はその明るさと大きさから大神ゼウスのローマ神話での呼び名ユピテル(Jupiter=英語でジュピター)と呼ばれており、そこをまわる衛星には、ゼウスに仕えていたニンフなどの名前が付けられているのです。

 今年、木星が見えているのはおうし座になります。木星のすぐ下にオレンジ色に輝くのが、おうし座の一等星アルデバラン(65光年)です。この付近は、ヒアデス星団という散開星団Mel25の一部で、この付近を双眼鏡で見てみると、40個程度の星が広く散らばっているのを見ることができます。一方、もう少し空の高いところに見える数個の星がごちゃごちゃっと集まって見えるところが、昨年12月のこのページでも紹介した「すばる」ことプレアデス星団M45です。

Meade LX200-25で見た木星
デジタルビデオカメラで撮影

 そして、おうし座の北に黄色っぽく光る1等星が、ぎょしゃ座カペラ(41光年)です。ぎょしゃ座には先月のこのページで紹介したM36・37・38の3つの散開星団があります。ぎょしゃ座とは反対の南の空には冬の星座の代表冬の星座の王者オリオン座ベテルギウス(310光年)・全天で最も明るい恒星のシリウス(8.7光年)のあるおおいぬ座・そしてこいぬ座プロキオン(11.2光年)が冬の大三角を形作っています。おおいぬ座には、2004年の1月のこのページで紹介した散開星団M41があります。

 冬の大三角の北には、ふたご座ポルックス(52光年)とカストル(32光年)も見えてきています。このふたごは、ギリシャ神話では大神ゼウスとスパルタ王妃レダとの間に生まれた双子の兄弟と言われています。そのふたご座のお兄さんのカストルの足もとには、先月のこのページで紹介したM35という散開星団があります。

おおぐま座銀河M81・M82の
望遠鏡で見たときのシミュレーション画像
20cmクラスの望遠鏡で50倍くらいの倍率で見たときの
視野にしてあります

Meade オートスターでの導入方法

Object→Deep Sky→Messier→
キーで81・82を入力
天体自動導入装置のない望遠鏡での見つけ方はこちら

 一方、東の空に目を転じると、冬の星座に比べるとおとなしめに輝く春の星座を見ることができます。そんな春の星の中でも特に目立つのが、北の空に見える北斗七星です。北斗七星は星座ではなくおおぐま座という星座の一部になります。北斗七星は、北極星をさがす目印にもされますし、また、柄の部分のカーブをそのまま延ばして、春の星の中で最も明るいうしかい座アークトゥルス(約37光年)・おとめ座スピカ(約260光年)へと続く春の大曲線の一部としても使われます。

 春の星座の方角は、太陽系のある天の川銀河の円盤状になっているちょうど薄くなった方角にあたります。このため、天の川銀河の中の星たちの数が少なく、その外側にある他の銀河をたくさん見ることができます。その中でも、おおぐま座の中にあるM81M82は、どちらも約1200万光年と比較的天の川銀河に近く、小望遠鏡でも見やすい天体です。

 左の画像は望遠鏡で見たようすのシミュレーション画像で、下の大きめの方がM81、上の細長い方がM82です。空の条件のよいところでより大口径の望遠鏡を使ってみると、この画像よりもっと細かいところまで見えるときもあります。特にM82のほうは、明るい部分が複雑に分裂している様子をみることができます。ここからは、強力なX線や電波が発せられていることが地上からの観測で解っており、銀河内部で大爆発が起こっていると考えられています。

 おおぐま座周辺には、この他にも小望遠鏡でも楽しめる銀河がたくさんあります。是非宇宙を延々と旅してきた星たちの光をあなたの目で確かめてみてください。

 さらに時間が過ぎて11時ごろになると真東の水平線から黄色く光る明るい星が見えてきます。この星が土星です。土星までの距離は光の速さで約80分かかります。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。

 土星は4月29日に「衝」(太陽−地球−土星が一直線に並ぶ)を迎え、これからの季節が最も良く見える時期です。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。

 このページで紹介している星雲星団や惑星の様子は、口径7cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径7cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。


20cmクラスの望遠鏡で見た土星
デジタルカメラで撮影

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