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 いよいよ今日から6月です。今年も半分が終わろうとしていますね。4月から新しい環境になった新人の方々も、そろそろ学校や仕事にも慣れてきた頃ではないでしょうか?。

 この事務所から少し離れたところでは、ちょうど麦の穂が黄金色に輝いて、収穫の時期を迎えています。後ほど紹介するうしかい座のアークトゥルスは、この時期の宵空の高いところに見える星ですが、この星のことを中国や日本では「むぎぼし」と読んでいます。この星が空の高いところに来るころ、地上では麦の穂が色づいて刈り入れ時になることから、このように呼ばれていると考えられています。

 その麦の穂を照らしていた太陽が西の空に沈むころ、夕焼け空の中ほどには早くも宵の明星の金星が見えてはじめます。地球のすぐ内側をまわる金星までの距離は、光の早さで約8分と、現在月の次に近い距離にいる星です。この頃の金星を天体望遠鏡で見てみると、右の写真のように月のように欠けている様子を見ることができます。金星はこれから地球に急速に接近してくるため、望遠鏡でその姿を見ると日に日に大きさや形が変わるのがわかります。是非その変化をあなたの目で確かめてみてください。

 金星のように、地球より内側をまわる惑星のことを内惑星といいます。内惑星は、地球と太陽との位置関係により、見かけの大きさと明るさが変化します。その様子はこちらのページで解説しています。内惑星は地球からの見かけ上、太陽に近いところに見えることが多く、夕方と明け方のわずかな時間しか見ることができない非常に見つけにくい惑星ですが、日本の春の宵空では、地球の自転軸の傾きの関係で太陽の天球上の通り道である黄道が地平線に対して垂直に近く交差するため、非常に見やすくなるのです。金星が夜9時過ぎになっても沈まないのは、4〜7月ごろに宵の明星として西の空に見られる時だけで、今年はその意味で非常に珍しい年と言えます。

 夕焼けが終わり、金星が西の空に低くなる午後9時ごろの6月10日ごろの星空のようすを見ると、金星のすぐ近くにもうひとつ、光る明るい星を見ることができます。この星が土星です。土星までの距離は光の速さで約80分かかります。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。


望遠鏡で見た昼間の金星
望遠鏡でみるとこのように月のように満ち欠けしているのがわかります

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→キンセイを選択

 土星のすぐ東側におとなしく光っている白い星は、春の夜空では数少ない一等星、しし座レグルス(72光年)です。しし座というと、11月のしし座流星群で有名ですが、実際に宵の空に見えるのは春の季節になります。しし座をはじめとした春の星座は、「銀河ののぞき窓」とも言われるとおり、銀河系の外側のはるかかなたにある銀河が、数多く見られるところでもあります。2005年5月のこのページでも、M65・M66というふたつの銀河を紹介しています。

 一方、目を北の空に向けると、高いところに北斗七星が見えています。北斗七星はおおぐま座という星座の一部です。おおぐま座には、2002年の4月のこのページで紹介したM81・M82をはじめとして、小望遠鏡でも見ることができる銀河がたくさんあります。是非宇宙を延々と旅してきた星たちの光をあなたの目で確かめてみてください。

 北斗七星は、北極星をさがす目印にもされますし、また、柄の部分のカーブをそのまま延ばして、春の星の中で最も明るいうしかい座アークトゥルス(34光年)・おとめ座スピカ(220光年)へと続く春の大曲線の一部としても使われます。その途中、春の大曲線の内側にあるりょうけん座という小さな星座には、2005年5月のこのページで紹介したM3という球状星団があります。

20cmクラスの望遠鏡で見た土星
デジタルカメラで撮影

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→ドセイを選択

Meade LX200-25で見た木星
デジタルビデオカメラで撮影

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→モクセイを選択

 こうして星座をたどっているうちに、東の空の低いところに明るい星が昇ってくるのに気がつくはずです。この星が木星です。木星までの距離は光の速さで約40分かかりますが、木星は太陽系最大の惑星で、その直径は地球の11倍もあるため、望遠鏡でも表面の模様が良く見えます。木星をはじめとした太陽系の天体の大きさが解る図がこちらのページにあります。木星は5月5日に「衝」を迎え、今が最も良く見える時期です。

 木星を望遠鏡で見ると、本体にある縞模様や、まわりをまわるガリレオ衛星と呼ばれる4つの衛星を見ることができます。これは、1610年にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡で木星を見たときに発見した衛星で、イオエウロパガニメデカリストという名前が付けられています。木星はその明るさと大きさから大神ゼウスのローマ神話での呼び名ユピテル(Jupiter=英語でジュピター)と呼ばれており、そこをまわる衛星には、ゼウスに仕えていたニンフなどの名前が付けられているのです。

 さらに時間が過ぎ夜11時頃になると、空はすっかり夏の星座に変わっています。木星のすぐ西側には赤く不気味に光るさそり座アンタレス(550光年)が輝き、東の空にはこと座ベガ(25光年)・わし座のアルタイル(17光年)・はくちょう座デネブ(2000光年)で作られる「夏の大三角」も見えています。

Meade LX200R-25で撮影した火星

Meade オートスターでの導入方法

タイヨウケイ→カセイを選択

 その夏の大三角やさそり座よりずっと空の高いところに、3等星でできたアルファベットの「H」の形の星の連なりを見つけることができます。これがヘルクレス座で、この中には2005年6月のこのページで紹介したM13と呼ばれる球状星団があります。

 夜も更けて朝焼けがはじまる午前3時ごろになると、東の空に不気味に赤く光る星が見えてきます。これが火星です。今月の火星までの距離は、光の早さで約13分と、現在月・金星の次に近い距離にいる星です。火星は地球のすぐ外側をまわる惑星ですが、2003年8月の大接近のことは記憶にある方も多いのではないでしょうか。現在火星は、地球から最も離れたところを通過した直後で、これからゆっくりと地球との距離を狭めていきます。そして今年12月に再び地球に接近をします。今回の接近は2003年ほどの大接近にはなりませんが、小望遠鏡でも十分に表面の模様を見ることができます。火星は私達の地球と良く似た惑星として、近年探査機が頻繁に向かっている注目の惑星です。いつか人類が立つかもしれない火星の様子を、いち早く自分の目で確かめてみませんか?。

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