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 今年はほぼ全国的に例年通りの梅雨明けとなり、空のほうも「梅雨明け十日」のごとく、連日よい天気が続いています。美しい星空が眺められる季節になりました。

 暑い日差しを照りつけた太陽が西の空に沈み、夕焼けが終わる午後9時ごろの星空のようすを見ると、北西の空には北斗七星がよく目立って見えています。北斗七星という名前は星座ではなく、おおぐま座という星座の一部になります。おおぐま座には、2013年3月のこのページで紹介したM81M82の2つの銀河があります。北斗七星は、北極星をさがす目印にもされますし、また、柄の部分のカーブをそのまま延ばして、春の星の中で最も明るいうしかい座アークトゥルス(約37光年)・おとめ座スピカ(約260光年)へと続く春の大曲線の一部としても使われます。

 その春の大曲線の終点に光るスピカの東に、今年はもうひとつ不気味な存在感で赤く明るく輝く星が見えています。この星が火星です。火星は地球のすぐ外側をまわる惑星ですが、2003年8月の大接近のことは記憶にある方も多いのではないでしょうか。

 現在、火星までの距離は光の早さで約10分で、4月15日に再接近しました。今回の接近は2003年ほどの大接近にはなりませんが、火星は私達の地球と良く似た惑星として、近年探査機が頻繁に向かっている注目の惑星です。いつか人類が立つかもしれない火星の様子を、いち早く自分の目確かめてみませんか?。

●2003年の6月7月8月9月のこのコーナーでは、火星についてより詳しくコメントしています。興味のある方は是非ご覧ください。

Meade LX200-25で撮影した火星

 スピカや火星の少し左には、もうひとつ黄色く光る明るい星が見えます。この星が土星です。土星までの距離は光の速さで約80分かかります。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。

 これらの惑星は、そのまわりの星座の星々と毎日少しずつ位置関係を変えています。その様子を毎日スケッチしていくと、私たちの地球やこれらの惑星が、太陽のまわりをまわっていることが理解できるようになります。15世紀ポーランドの天文学者コペルニクスがはじめて唱えた地動説以後、世界中の天文学者が現在まで宇宙を見つめ続けて、現在も様々な角度から研究が進められています。そして2006年には、冥王星が惑星から除外されました。その太陽系宇宙の変遷をこちらのページにまとめています。

20cmクラスの望遠鏡で見た土星

 街中の夜空ではなかなか見ることができませんが、夏休みに都会から離れた山の上や海辺などで夜空を見上げると、夏の大三角を貫いて南の地平線にむかって、淡い光の帯を見ることができます。これが「天の川」です。実際に見たことが無いという方も多いと思いますが、夏の天の川は他の季節に比べて濃くはっきりと見えます。アウトドアやキャンプなどで昼間体を動かした後、食後のひとときに是非機会を作って夜空を見上げてみてください。

 その天の川が特に濃く明るく見えるのが、さそり座いて座のある方向。ちょうど今の時期の真夜中ごろに真南の空に見えてきます。この方角が、私達の天の川銀河の中心の方向になります。私達の地球がある太陽系は、天の川銀河の中心から少し離れたところにあります。このため、中心方向を見ると、たくさんの星が集まっている様子を見ることができるのです。

 天の川が最も濃く見えるところのやや東側に、赤く光る一等星が見えるはずです。この星がアンタレス(550光年)です。さそり座は、このアンタレスから釣り針のようにS字型をした星の連なりで、夏の星空の中ではとてもわかりやすい星座です。是非、実際の星空で探してみてください。さらに、さそり座の西側の天の川が特に濃く明るく見える付近がいて座です。ちょうど今の時期の真夜中ごろに真南の空に見えてきます。

 さそり座には、アンタレスのすぐ東にある球状星団M4や、2012年7月のページで紹介したさそりのしっぽの毒針の先あたりにあるM6M7という2つの散開星団があります。そして、さそり座の西側の天の川が特に濃く明るく見える付近が、いて座のある方向。その中には、たくさんの星といっしょに美しい星雲や星団を見つけることができます。今回はその中から2つをご紹介します。


たて座の散開星団M11のシミュレーション画像
50倍くらいの倍率で見るとこのように見えます
とても密集した散開星団で、小望遠鏡から十分楽しめる星団です

Meade オートスターでの導入方法

Object→Deepsky→Messier→
「11」をキーパッドから入力
一般の赤道儀式望遠鏡での導入方法はこちら

 ひとつめは、天の川の最も濃い部分より少し高いところに見える散開星団M11です。星座としてはたて座(防具の盾)という小さな星座に属します。この付近を双眼鏡や望遠鏡で見てみると、左の画像のようにたくさんの星が砂つぶのように見え、さらにその中に星たちが群れを成している様子を見ることができます。M11までの距離は5600光年。天の川銀河の中心付近にある比較的直径の大きな星団です。

 また、天の川の最も濃い部分に肉眼でもなんとなくその存在が解る散光星雲M8があります。散光星雲とは、宇宙空間に存在するガスが、何らかの現象によって光って見える物で、主に水素分子や酸素分子がお互いに干渉して光っていると考えられています。その分子によって、光の色が変わって見えます。M8の場合は、主に水素分子の反応により光っているので、大口径の望遠鏡で見たり写真に撮ってみると、赤からピンク色に光っているのを見ることができます。M8までの距離は3900光年。天の川銀河の中心付近にある活発な分子雲の領域です。

 この他にも、この付近にはたくさんの星雲星団が見えます。双眼鏡をこの方向に向けるだけで、無数の星たちをみることができます。こちらのファインディングチャートを参考に、是非あなたも双眼鏡や望遠鏡で楽しんでみてください。

 こんどはいて座から、天の川に沿ってさらに空の高いところに目を移すと、明るく輝く白い3つの一等星で作る大きな三角形を見つけることができます。こと座ベガ(25光年)・わし座のアルタイル(17光年)・はくちょう座デネブ(2000光年)で作られる「夏の大三角」です。中国から伝わった七夕伝説の「織り姫」「彦星」は、それぞれベガとアルタイルだと言われています。その夏の大三角のひとつ、こと座の中には、先月のこのページで紹介したM57と呼ばれる星雲があります。

 さらに、M57から少し離れた夏の大三角のほぼまん中、はくちょう座のくちばしにあたるところに、アルビレオという星があります。このアルビレオのすぐ近くにあるこぎつね座という星座の中にには、2013年8月のこのページで紹介したM27と呼ばれる星雲もあります。

 もうひとつ、夏の大三角の西側に、3等星でできたアルファベットの「H」の形の星の連なりを見つけることができます。これがヘルクレス座で、この中には6月のこのコーナーで紹介したM13といる球状星団があります。


いて座M8のシミュレーション画像
20倍くらいで見るとこのように見えます
双眼鏡でも星雲の存在を確認することができます

Meade オートスターでの導入方法

Object→Deepsky→Messier→
「8」をキーパッドから入力
一般の赤道儀式望遠鏡での導入方法はこちら

???? この夏の夜空では、夜が更けた明け方の空にも是非見て欲しい星があります。朝3時前に東の空に見える明けの明星の金星です。金星は、昨年12月の下旬までは夕方の西の空で宵の明星として見えていましたが、1月11日に太陽と地球の間を通過する内合を迎え、今年の前半は明け方の空に輝くようになります。今月の地球から金星までの距離は約13分で、だんだんと地球から離れていっています。金星を天体望遠鏡で見てみると、左の写真のように月のように欠けている様子がわかります。

 このページで紹介している星雲星団や惑星の様子は、口径7cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径7cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。

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