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 桜咲く4月!。学校や職場などであたらしいスタートを切られる方も多いのではないでしょうか?。今年の桜の開花は全国的にほぼ平年並みのようで、当社の事務所のある埼玉では、これから満開になるところです。
 この季節は、季節風が弱まることや、中国大陸からの黄砂の影響もあり、晴れてもなかなかきれいな星空が見えない日も多いのですが、風向きが変わると空がとても青く、きれいな星空が見られるときがあります。午後9時ごろの星空のようすを見ると、西の空には冬のきらびやかな星たちが輝いています。北よりの空の中ほどで黄色く輝いているのはぎょしゃ座カペラ(42光年)です。ぎょしゃ座には、昨年12月のこのページで紹介したで紹介したM36・37・38の3つの散開星団があります。
 ぎょしゃ座の南にはおうし座があります。おうし座の一等星アルデバラン(65光年)の付近は、ヒアデス星団という散開星団Mel25の一部で、この付近を双眼鏡で見てみると、40個程度の星が広く散らばっているのを見ることができます。そのすぐ北側に、アルデバランより鈍く赤く光る星が見えています。この星が火星です。
 今月の火星までの距離は光の速さで約17で、昨年7月31日に2003年以来15年ぶりの大接近になり、少しずつ遠ざかっているところで、最接近の時よりはだいぶ小さくなってしまいました。

 火星は地球のすぐ外側をまわる惑星ですが、約2年2ヶ月ごとに地球に接近します。しかし、接近ごとにその距離が異なります。その理由は、火星の軌道が真円ではなくちょっとゆがんだ楕円をしているためです。地球軌道と火星軌道が離れている2月ごろに接近するときには小接近になりますが、軌道が接近している8月ごろに接近するときには大接近になるのです。


Meade LX200-25で撮影した火星

おうし座の南には、冬の星座の代表オリオン座ベテルギウス(310光年)・全天で最も明るい恒星のシリウス(8.7光年)のあるおおいぬ座・そしてこいぬ座プロキオン(11.2光年)が冬の大三角を形作っています。おおいぬ座には、2014年の2月のこのページで紹介した散開星団M41があります。その東には、先月のこのページで紹介したとも座にあるM46M47もあります。さらに冬の大三角の上には、ふたご座ポルックス(52光年)とカストル(32光年)も見えてきています。ふたご座には、2015年1月のこのページで紹介した散開星団M35があります。
おおぐま座M97・M108
セレストロン CPC1100-J + HyperStar III
APS-Cミラーレスデジカメ 30秒露出
埼玉県堂平山にて撮影

セレストロン Nexstar+での導入方法
「3」(Deep Sky)キー→メシエ
→「097」または「108」を
キーパッドから入力

Sky-watcher Gotoドブソニアン
Sky Explorer SE-GTでの導入方法
「4」(メシエ)キー→
→「97」または「108」を
キーパッドから入力

Meade オートスターでの導入方法
Deep Sky→
Messier Object→
キーで「97」または「108」を入力

双眼鏡や天体自動導入機の無い望遠鏡での見つけ方はこちらのページ
 一方、空の高いところには、冬の星座に比べるとおとなしめに輝く春の星座を見ることができます。春の星座の方角は、太陽系のある天の川銀河の円盤状になっているちょうど薄くなった方角にあたるため、明るい星が少ないのですが、その中でも、北の空の高いところにある北斗七星は、明るい星が並ぶ見つけやすい星の連なりです。北斗七星は星座ではなく、おおぐま座という星座の一部になります。ひしゃくの形をした北斗七星の水を入れる底の部分には、M97M108という2つの天体があります。

 左の画像は望遠鏡にミラーレスデジカメを取り付けて撮影したもので、左の青い色をした星雲がM97、右の細長い方がM108です。M97は、私たちの天の川銀河の中にある星雲で、2600光年の距離にあると考えられています。写真に撮ると、円形に広がった星雲にふくろうの顔のように2つの暗部があるため、「ふくろう星雲」などとも呼ばれています。
 一方M108のほうは、私たちの天の川銀河のずっと外側の4500万光年の距離にある銀河です。

 おおぐま座には、この他にも先月のこのページで紹介したM81M82など、小望遠鏡でも楽しめる銀河がたくさんあります。是非宇宙を延々と旅してきた星たちの光をあなたの目で確かめてみてください。
 北斗七星は、北極星をさがす目印にもされますし、また、柄の部分のカーブをそのまま延ばして、春の星の中で最も明るいうしかい座アークトゥルス(約37光年)・おとめ座スピカ(約260光年)へと続く春の大曲線の一部としても使われます。その途中、春の大曲線の内側にあるりょうけん座という小さな星座には、2014年4月のこのページで紹介したM3という球状星団があります。

 北斗七星の南には、春の夜空では数少ない一等星、しし座レグルスがあります。しし座というと、11月のしし座流星群で有名ですが、実際に宵の空に見えるのは春の季節になります。しし座にも、2017年5月のこのページで紹介したM65・66があります。
 夜が更けてくると、東の空にははくちょう座こと座さそり座などの夏の星座も見えてきます。夜半ごろになると、それら夏の星座と一緒に南東の空に木星が昇ってきます。木星までの距離は光の速さで約40分かかりますが、木星は太陽系最大の惑星で、その直径は地球の11倍もあるため、望遠鏡でも表面の模様が良く見えるます。木星をはじめとした太陽系の天体の大きさが解る図がこちらのページにあります。
 木星を望遠鏡で見ると、本体にある縞模様や、まわりをまわるガリレオ衛星と呼ばれる4つの衛星を見ることができます。これは、1610年にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡で木星を見たときに発見した衛星で、イオエウロパガニメデカリストという名前が付けられています。木星はその明るさと大きさから大神ゼウスのローマ神話での呼び名ユピテル(Jupiter=英語でジュピター)と呼ばれており、そこをまわる衛星には、ゼウスに仕えていたニンフなどの名前が付けられているのです。

Meade LX200-25で見た木星
デジタルビデオカメラで撮影
 さらにその木星を追うように少し低いところからは土星も見えてきます。土星までの距離は光の速さで約80分かかります。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。

 金星・火星・木星・土星などの惑星たちは、そのまわりの星座の星々と毎日少しずつ位置関係を変えています。その様子を毎日スケッチしていくと、私たちの地球やこれらの惑星が、太陽のまわりをまわっていることが理解できるようになります。15世紀ポーランドの天文学者コペルニクスがはじめて唱えた地動説以後、世界中の天文学者が現在まで宇宙を見つめ続けて、現在も様々な角度から研究が進められています。そして2006年には、冥王星が惑星から除外されました。その太陽系宇宙の変遷をこちらのページにまとめています。


20cmクラスの望遠鏡で見た土星
デジタルカメラで撮影

???? さらに朝焼けが始まる5時ごろになると、明けの明星金星も見えてきます。今月の金星までの距離は光の速さで約11分で、少しずつ地球から遠ざかりながら、6月ごろまで明けの明星として見ることができます。

 このページで紹介している星雲星団や惑星の様子は、口径7cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径7cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。

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各マークについての解説はこちら
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