
星空案内はこちらのPDFファイルと一緒にお読みください
| 早くも今年の半分を過ぎました。今年は早々に台風が通過し、鬱陶しい季節になりました。でも、梅雨が明ければきれいな星空が待っています!。 |
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この時期は一年の中でも最も日の入りの時刻が遅くなる時期ですが、太陽が沈んでしばらくすると、西の空の中ほどに明るい星が見えてきます。この星は宵の明星の金星です。今月の金星までの距離は光の速さで約8分で、これから急速にと地球に接近してきています。 |
![]() 天体望遠鏡で見た昼間の金星 Nexstar Evolution 6-J MZT824RF ズームアイピース使用 マイクロフォーサーズミラーレスカメラ |
金星が西の空に沈む午後9時ごろの星空のようすを見ると、天頂から西の空にかけて、おとなしめに輝く春の星座が輝いています。春の星座の方角は、太陽系のある天の川銀河の円盤状になっているちょうど薄くなった方角にあたるため、明るい星が少ないのですが、その中でも、北西の空の中ほどには北斗七星が見えています。北斗七星は星座ではなく、おおぐま座という星座の一部になります。おおぐま座には、 3月のこのページで紹介したM97とM108や、2024年3月のこのページで紹介したM81とM82など、小望遠鏡でも楽しめる銀河がたくさんあります。北斗七星の南には、春の夜空では数少ない一等星、しし座のレグルスがあります。しし座というと、11月のしし座流星群で有名ですが、実際に宵の空に見えるのは春の季節になります。しし座には、4月のこのページで紹介したM65・66があります。また、北斗七星は北極星をさがす目印にもされますし、柄の部分のカーブをそのまま延ばして、春の星の中で最も明るいうしかい座のアークトゥルス(約37光年)・おとめ座のスピカ(約260光年)へと続く春の大曲線の一部としても使われます。 その途中、春の大曲線の内側にあるりょうけん座という小さな星座には、先月のこのページで紹介した球状星団M3や、2019年5月のこのページで紹介したM51やM63といった銀河があります。 |
| 一方、南から東の空の高いところには、明るい星が多い夏の星座が見えています。東の空の高いところには、明るく輝く白い3つの一等星で作る大きな三角形を見つけることができます。こと座のベガ(25光年)・わし座のアルタイル(17光年)・はくちょう座のデネブ(2600光年)で作られる「夏の大三角」です。中国から伝わった七夕伝説の「織り姫」と「彦星」は、それぞれベガとアルタイルだと言われています。こと座の中には、2024年8月のこのページで紹介したM57があります。また、夏の大三角のほぼまん中、はくちょう座のくちばしにあたるところには、昨年8月のこのページで紹介したアルビレオという星があります。そのアルビレオのすぐ近くにはいで紹介したM27と呼ばれる星雲や、2023年9月のこのページで紹介した球状星団M71もあります。また、はくちょう座には2021年9月のこのページで紹介したM39があります。 その夏の大三角より少し空の高いところに、3等星でできたアルファベットの「H」を横にしたようなの形の星の連なりを見つけることができます。これがヘルクレス座で、この中にはM13と呼ばれる球状星団があります。地球から23,500光年の距離にある天の川銀河(私たちの銀河系)の中の天体で、球状星団という名前の通り星がボール状に集まったもので、天の川銀河の外側を取り巻くように存在している、いまだに謎の多い天体のひとつです。 |
ヘルクレス座の球状星団M13のシミュレーション画像 20cmクラスの望遠鏡で見るとこのように見えます 7cmクラスの望遠鏡では、ぼーっとした光のしみのように見えます |
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| 夜が更けて夜11時ごろになると、東の空の周りに明るい星がないところに、ぽつんと黄色っぽく輝く星が昇ってきます。この星が土星です。土星までの距離は光の速さで約80分かかります。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。 この輪は、土星の直径(約116,000km)に対してわずか20mの厚さしかない円盤のため、地球からの見かけ上真横になったときと太陽に対して真横になったときには、輪が消えたように見える現象が起こります。土星は太陽の周りを約30年かけて公転しているので、その現象は約15年おきに起こるのですが、昨年がちょうどその時期にあたり、これからは少しずつ輪が開いて見えるようになります。是非、天体望遠鏡で土星の輪の変化をご自身の目で確かめてみてください。 |
![]() Nexstar Evolution 6-Jで撮影した土星 MZT824RF ズームアイピース使用 マイクロフォーサーズミラーレスカメラ 2024年8月3日撮影 同時に撮影したMP4動画はこちら(7.4MB) |
| さらに、朝の太陽が昇る少し前の明け方3時ごろには、東の空の土星よりさらに低いところに、赤く不気味に輝く星が昇ってきます。この星が火星です。今月の火星までの距離は光の速さで約17分で、来年2月の再接近に向けて、ゆっくりと地球に近づいてきます。 このページで紹介している星雲星団や惑星の様子は、口径7cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径7cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。 |
![]() セレストロン CPC1100-J撮影した火星 MZT824RF ズームアイピース使用 マイクロフォーサーズミラーレスカメラ |
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