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星空案内はこちらのページと一緒にお読みください

 ゆううつな梅雨空が毎日が続いていますね。東西に長い日本列島では、すでに沖縄・奄美地方ではすでに梅雨が開け、良い天気が続いていますが、当社の事務所のある埼玉では、今年はとても梅雨らしい毎日が続き、なかなか星空を見ることができません。
  そんな梅雨空の日々でも、時折見られる晴れた夜空は、空気の汚れがすっかり洗われて、とてもきれいな星空が見られます。午後9時ごろの星空のようすを見ると、今年は南の空に特に目立って金色に輝いている星が見つかります。この星は木星です。木星は4月8日に「衝」を迎え、今が最も良く見える時期です。木星までの距離は光の速さで約40分かかりますが、木星は太陽系最大の惑星で、その直径は地球の11倍もあるため、望遠鏡でも表面の模様が良く見えるます。木星をはじめとした太陽系の天体の大きさが解る図がこちらのページにあります。

 木星を望遠鏡で見ると、本体にある縞模様や、まわりをまわるガリレオ衛星と呼ばれる4つの衛星を見ることができます。これは、1610年にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡で木星を見たときに発見した衛星で、イオエウロパガニメデカリストという名前が付けられています。木星はその明るさと大きさから大神ゼウスのローマ神話での呼び名ユピテル(Jupiter=英語でジュピター)と呼ばれており、そこをまわる衛星には、ゼウスに仕えていたニンフなどの名前が付けられているのです。


Meade LX200-25で見た木星
デジタルビデオカメラで撮影
 今年、木星が輝いているのはおとめ座です。木星は、太陽の周りを約12年の周期で一周しているので、地球からの見かけ上、星占いに使われている黄道12星座をちょうど1年で1つずつめぐっていきます。木星のすぐ東(左)に、おとなしめに輝いているのは、おとめ座の一等星スピカ(約260光年)です。おとめ座やその北にあるかみのけ座には、先月のこのページで紹介したおとめ座銀河団やおとめ座超銀河団があります。おとめ座の西(右)には、しし座レグルスがあります。しし座というと、11月のしし座流星群で有名ですが、実際に宵の空に見えるのは春の季節になります。しし座にも、4月のこのページで紹介したM65・66があります。
 さらに目を北の空に転じると、しし座の北側には北斗七星が見えています。北斗七星は星座ではなくおおぐま座という星座の一部になります。おおぐま座には、3月のこのページで紹介したM81M82があります。北斗七星は、北極星をさがす目印にもされますし、また、柄の部分のカーブをそのまま延ばして、春の星の中で最も明るいうしかい座アークトゥルス(約37光年)を経ておとめ座のスピカへと続く春の大曲線の一部としても使われます。その途中、春の大曲線の内側にあるりょうけん座という小さな星座には、先月のこのページで紹介したM51や、球状星団M3など、明るい星雲星団があります。
 一方、東の空に目を転じると、明るい星の多い夏の星座が見えています。空の中ほどに、明るく輝く白い3つの一等星で作る大きな三角形を見つけることができます。こと座ベガ・わし座のアルタイルはくちょう座デネブで作られる「夏の大三角」です。中国から伝わった七夕伝説の「織り姫」「彦星」は、それぞれベガとアルタイルだと言われています。

 その夏の大三角より少し空の高いところに、3等星でできたアルファベットの「H」を横にしたようなの形の星の連なりを見つけることができます。これがヘルクレス座で、この中にはM13と呼ばれる球状星団があります。地球から23,500光年の距離にある天の川銀河(私たちの銀河系)の中の天体で、球状星団という名前の通り星がボール状に集まったもので、年老いた星がお互いのエネルギーをもとめて集まってきている様子と考えられています。天の川銀河の外側を取り巻くように存在する天体で、いまだに謎の多い天体のひとつです。

ヘルクレス座の球状星団M13のシミュレーション画像
20cmクラスの望遠鏡で見るとこのように見えます
7cmクラスの望遠鏡では、ぼーっとした光のしみのように見えます
セレストロン Nexstar+での導入方法
「3」(Deep Sky)キー→メシエ
→「013」をキーパッドから入力

Sky-watcher Gotoドブソニアン
Sky Explorer SE-GTでの導入方法
「4」(メシエ)キー→
→「013」をキーパッドから入力

一般の赤道儀式での導入方法はこちら
 夏の大三角からさらに南東の空の低いに目を移すと土星が昇ってきているのにも気づくでしょう。土星は6月15日に「衝」を迎え、今が最も良く見える時期です。土星までの距離は光の速さで約80分かかります。土星を望遠鏡で見ると、右の画像のようにくるっとドーナツ状の輪が取り巻いている様子を見ることができます。

 金星や火星・木星・土星などの惑星たちは、そのまわりの星座の星々と毎日少しずつ位置関係を変えています。その様子を毎日スケッチしていくと、私たちの地球やこれらの惑星が、太陽のまわりをまわっていることが理解できるようになります。15世紀ポーランドの天文学者コペルニクスがはじめて唱えた地動説以後、世界中の天文学者が現在まで宇宙を見つめ続けて、現在も様々な角度から研究が進められています。そして2006年には、冥王星が惑星から除外されました。その太陽系宇宙の変遷をこちらのページにまとめています。


20cmクラスの望遠鏡で見た土星
デジタルカメラで撮影

 これから夏にかけては、朝の太陽が昇ってくるのも早くなりますが、今年の夏の明け方の空では、太陽が昇るより前に、明けの明星金星が見られます。今月の金星までの距離は光の速さで約8分で、少しずつ地球から遠ざかっています。今年いっぱい。金星は明けの明星として明け方の空に見ることができます。
 水星と金星は地球より内側をまわっているので内惑星と呼ばれています。内惑星は、地球と太陽との位置関係により、見かけの大きさと明るさが変化します。その様子はこちらのページで解説しています。

 このページで紹介している星雲星団や惑星の様子は、口径7cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径7cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。
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天体望遠鏡で見た
昼間の金星
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